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訪問をありがとうございます。
私事ですが、1年半ほど前より地域の住民主体の会議に参加をさせていただいています。
これは、現在活動を行っている住民の方々が月に1回集まり、勉強会を行ったり地域課題について話し合ったりする場で、点であった団体を面にしていこうという取り組みの一つです。
本来であれば行政が仕掛けて行っていくものですが、当区は地域住民が今後の社会に危機感を抱き、主体的に立ち上げています(行政・社協のバックアップを受けて運営しています)。
その中で、今月は行政が、現在当区で力を入れている『体操』を広めるという目論見で、DVDを使って参加者に体操を実施しました。
そしてその後、参加者の方々からも「あのDVDをダビングしてほしい」という声が挙がったのです。
その返答で行政が言った一言。
『DVDは区役所で貸出していますので、各自でダビングしてください』
会参加者の平均年齢は、大体70歳程度です。
彼らに「ダビング」する能力があるのか?
そのことも考えずに杓子定規の返答をする行政に、唖然としました。
これじゃあ、流行るわけないよなぁ~、と心の中で思いつつ住民の反応をみていましたが、やはり皆さん、「私、ダビングなんてできないわ」という声が聞こえてきました。
でも、体操は各自の活動に取り入れたい様子。
そこで、結果的に会の会長が行政にDVDを借り、複数ダビングして会員で希望者に配布するという形に落ち着きました。
その時に、ちょっと嫌な予感がしたのです。
会長が、「じゃあ、私がダビングしますので」と言った時、誰も「私も手伝いますよ」と言う方がいなかったのですよね。
ダビングの数を考えると、少なくとも20枚以上は必要になると思います。
きっと最終的には50枚以上は必要になるだろうと話を聞いていて私は感じました。
そ ん な 大 変 な こ と を 、 会 長 一 人 に 押 し 付 け て い い の か い ?
今回は、地域の会を出して書きましたが、こういうことって本当によくあると思うのです。
発起人が一人で頑張らざるを得ない状況というか、発起人ばかりが過度な負担を担うようになってしまうこと☆
これ、継続性という観点から見ると、本当に良くないのです。
それを踏まえての提案ですが、もし、皆さんが何かの会や集まりに参加している場合、できれば主体性を持って参画し、発起人一人が何でも背負ってしまうような団体にしないでほしいなぁ、と思います。
私自身もいくつかの会の発起人を担っているため思いますが、参画してくれている仲間に「私も手伝うよ」という一言をもらえることって、本当に本当に嬉しいし、力強く感じるのです。
もし、今後頑張って取り組んでいる人がいた時、「あの人よくやるよね~」で済ませるのではなく、「何か手伝えることがあったら言ってね」とか、「○○について、一人で行うのは大変だろうから手伝おうか?」という言葉をかけてあげてほしいなぁ~、と思います。
そのちょっとした思いやりの一言が、団体の士気を上げると思うのです。
なんて。
こんなことを書いたのも、今週半ばに会長がふらっと来所され、「実はこれからダビングを頼みに行くのだけど、それが頼みにくい相手だから気が乗らなくってねぇ・・・」という話をされたのです。
結果、会長さんには役所からDVDを借りていただき、私がダビングを行うことを提案させていただきました。
その時の会長のほっとした顔をみて、「あぁ、やっぱり発起人は大変だなぁ」と実感し、今後は出しゃばり等関係なく、自分で協力できる部分は提案していこうと思いました。
そして、ダビングの仕方を知らない私は、知り合いにヘルプを求め、その方と一緒に30枚のダビングを行いました。
そんなことがあったので、ここに書かせていただいたのですが、発起人は皆さんと特別変わりはなく、いつも強いわけでもなくたくさんの力を持っているわけでもありません。
だからこそ、気づいた人は『お手伝いしましょうか?』の一言を出していただけるといいなぁ、と思いました。
今週は2連休を取り、ダビングしたDVDが無事にDVD機器で観ることが出来るかを確認する予定です(30枚の確認というと2日くらいかかるだろうと思い、久々に2連休を取りました)。
皆さんは、参加している団体に「お手伝いしましょうか?」と声をかけていますか?