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2016-08-31 18:03:00

訪問をありがとうざございます。

 

どうでも良い報告となりますが、私、本日はお休みをいただきました。

 

夏休みの最終日だったので、あまりに進んでいない子ども達の夏休みの宿題を終わらせるため、子ども達とゆっくり過ごせる機会を持とう思って休みを取ったのですが、何と言いますか・・・私の一方的な思いで勝手に休んだため、子ども達にはすこぶる不評でして。

 

『お母さん、お昼からばあばも来てくれるし、僕達は良いから仕事に行って来なよ』と、昼前に、小6の長男に追い出されてしまいました。

 

というわけで、突然の自由時間ができたので、ここぞとばかりに街を徘徊してきました。

 

欲しい本を探して本屋のハシゴをしたり、興味のある事について調べたり。

 

おかげで気分転換ができました。

 

皆さんは月末の今日、いかがお過ごしでしたか?

 

(あ、本日は介護やケアマネの話ではありません。長男とのやり取りという、ものすごくどーでも良い話になります)

 

 

 

さて、本日のタイトルについてですが、これ、長男の夏休みの宿題(作文)のタイトルなのです。

 

『社会を明るくするについて、原稿用紙3枚以上5枚以内で書いてきなさい』というのが、宿題の一つにあったのですが、長男にとっては1200字以上2000字以内のこの宿題がどうしてもできなかったらしく、白紙の原稿用紙がありました。

 

 

 

まぁ、親としては、8月30日の22時過ぎにそれ(白紙の原稿用紙)を見つけたら、『どうなっているんだ?』と思いますよね?

 

そこで私は長男に『まぁ、座れ』と声をかけました。

 

そして、『何で、まだ宿題が残っているの?』と聞きました。

 

すると返ってきた答えが、こんな感じでした。

 

 

 

『社会を明るくするなんて、そんな内容書けないよ。第一、今の現状が明るいのか暗いのか、どっちなのかも僕にはわからない』

 

 

 

さすが6年生。

 

何だか、もっともらしい御託を並べていますが、平たく言えば『なぁんにも浮かばないから書けなかった』ということです。

 

そこで私は、彼に対する指導の方法を考えました。

 

そして、長男は考えること(妄想含)が好きなので、多分、きっかけさえ掴めれば書けるかなぁ、という結論に達しました。

 

 

 

まず、長男に『君にとって、「過ごしやすいなぁ」と感じる社会ってどんな社会だと思う?』と聞きました。

 

すると、『わかんない』という返答が!!!

 

『いや、何かあるだろう。なんでも良いんだよ。優しさに溢れた社会とかなんでも。なんか一つくらいない?』と聞くと、さらに驚きの答えが返ってきました。

 

『いや、僕、そういうの良いや。だって、世の中の流れって自分一人の力ではどうすることもできないし、増してや僕はまだ子どもだから。考えても変えられるわけないし、今からそんなことを考えなくちゃいけない意味がわからない。大丈夫。どんな環境(社会)でも、その中で幸せを見つけることができれ良いって、お母さん、いつも言ってるじゃん。』

 

 

 

は  ぁ  ?

 

 

 

ぜ  ん  ぜ  ん  大  丈  夫  じ  ゃ  あ  り  ま  せ  ん  け  ど  ?

 

 

 

っ  て  か  、  考  え  な  く  ち  ゃ  い  け  な  い  意  味  は  、  大  い  に  あ  る  ぜ  。

 

な  ぜ  な  ら  、  そ  れ  が  『  夏  休  み  の  宿  題  』  な  ん  だ  か  ら  さ  。

 

 

 

第一、未来の予測もできない人間が、しっかりした大人に育つことは難しいし、小学校6年生だったら、既に人生設計を考え、そのために受験勉強に勤しんでいる子もいるというのに。

 

っていうか、そもそもこの課題は、そんなに重い思考を求めていないよね?

 

ありきたりの『思いやりに溢れる社会』とか、きれいごとを並べときゃ良いじゃん。

 

(上記、私の心の声)

 

 

 

と思った私は、長男に質問を重ねることを諦め、寝ようとしている長女と次男を座らせて聞きました。

 

『あなた達は、どんな社会になったら良いと思う?』

 

すると、さすがというか、私と長男の大声でのやり取りを聞いていて『いつか自分にも飛び火するだろう』と予測していた次男が、模範解答をすかさず答えました。

 

『えーっとね。みんなが元気になる社会』

 

作文的には正解ですね。

 

そして、長女に聞くと『楽しい社会』と、これまたすぐに返答が。

 

これを何度か繰り返すうちに、長男がやっと『地球に優しい社会』と『人に優しい社会』と、自分の意見を答えました。

 

(この時点で既に23:00過ぎ)

 

  

 

次いで、私は質問を重ねました。

 

『じゃあ、優しい社会って、どんな状況だろう?』

 

ここで幾つかまた意見があがりました。

 

 

 

そして、最後の質問。

 

『最後に、その状況を実現するために、どうしたいいかを教えて』

 

ここでも意見があがりました。

 

そこまで質問を重ねて、あがった意見をメモに書かせていたのですが、これを原稿用紙にまとめるように長男に伝えたところ、『まとめ方がわかんない』と言われてしまいまして。

 

 

 

『いや、わかんないんじゃなくて、考えようとしないんだろうが』と言いたい気持ちを抑え、母親らしく、丁寧に伝えました。

 

『まず、全体の社会像(自分にとって明るいと感じる社会像)を書く。その後、具体的にどういうことかを書いて、最後にその実現のためにどうすればよいかを書く。字数が足りなかったら、【まとめ】と称して、この作文を書いたことで、君が感じたことを書けばいいんじゃないのかなぁ』

 

 

 

このやり取りをしながら、私は学校の先生でなくって良かったと、心から思いました。

 

本当に学校の先生は毎日が修行並みに忍耐の多いお仕事なのでしょう。

 

怒りの沸点の低い私には、とてもできない役割です。

 

ここまでのやり取りで0時を回り、明日中に作文を終わらせることを約束して寝ました。

 

 

 

そして先ほど、長男の原稿用紙を確認しました。

 

・・・。

 

句読点と改行がやけに多く、『何年生ですか?』と聞きたくなるくらい、平仮名だらけの作文でした。

 

いやいや、一番の残念は、原稿用紙1枚半しか書いていなかったのです(泣)。

 

『この後が思いつかなくって』と放置状態でした。

 

 

 

私、長男の評価を完全に間違えていました。

 

きっかけさえ掴めれば書けるなんてとんでもない。

 

8割がた書き方を教えても、書けない子でした・・・。

 

昨夜のやり取りはなんだったのでしょう?

 

まぁ・・・彼の伸びしろに期待して、他の部分で能力を発揮してくれると思うことにします。