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訪問をありがとうございます。
今日は、午後から特養の方に誘われ、とある会に参加してきましたが、午前中に子ども達と近くのスーパーに買い物に行きました。
私は普段家にいない分、日頃から言葉で『あなた達は私にとって大切な存在』とは伝えているのですが、先ほど3人の子と外出し、彼らの行動をみていて、『あぁ、本当にこの子達が私の子どもに生まれてきてくれて良かったなぁ』と、改めて強く感じました。
私が外ばかりに心身が向いているせいか、彼らの団結力がハンパないのです。
そして、そのことを言葉で伝えたら、次男が一言、『じゃあ、夜中に寝ないからって、僕たちを外に追い出すのはやめて』と切り返してきました。
はい。
それとこれとは別ですが、怒りに任せてゲーム機を壊したり、長男が『ゴジラババァ』と揶揄するような大声で怒鳴ることは控えたいと思います。
ちなみに夫は、24時間テレビを観て感動し、泣きすぎたため疲れたと、午前中はスヤスヤ寝ていました。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日は『介護の業界で働く人は、未来の予測能力が低くって、同時に、社会保障の動きを把握していないのではないだろうか?』と感じることがあったため、そのことについて考えてみたいと思います。
介護の業界って、どうしてもその地位が低いと言われています。
これ、私は、ある意味当然の結果だと感じているのです。
地域包括ケアシステム構築についてと社会保障の変革について、厚生労働省がアナウンスを始めてから、数年の歳月が流れています。
総合事業についても、昨年度から来年度いっぱいの間に、その移行を行うようにとされていますよね。
それに伴い、医療系はすぐさま、『連携』や『認知症対応』の必要性を感じ、様々な団体が立ち上がると同時に、介護を巻き込んで、このシステムのイニシアチブを取ろうと頑張っています。
この辺りは、FAX等で流れる勉強会のご案内を見ていると、一目瞭然ですよね。
流れを読んで、自分達の立ち位置を新たに築こうと行動しています。
では介護は、このシステムに乗っかって、何ができるのか?
様々な視点からの考えがあると思いますが、私は『地域(住民)や行政・社協・包括と繋がる』ことが大切だと考えています。
具体的には、分かりにくいシステムの構造や、今後国の描いているイメージを、すでに繋がっている住民(利用者や家族)に伝えると同時に、行政や社協と協働して、『地域をどう支えていこう?』という視点で考えることが、とてもとても大切だと感じるからなのです。
なぜなら、地域包括ケアシステム自体が、そもそも住民主体のものであり、同時に介護・・・特にケアマネジャーは、ソーシャルワークも含んでいるため、地域と行政を繋ぐことは、とても大きな意味を持つし、逆を言えば、これができるのはケアマネジャーしかないと考えるからです。
普段行っている『ご利用者と事業所を繋ぐ』ことを、そのまま『地域と行政を繋ぐ』と置き換えていただけたら、分かりやすいかもしれません。
介護であれば、『軽度者は地域で』となる予測を踏まえて、地域に介護技術を伝えていくとか、ボランティアの実習の場として、提供するとか。
考えようで、いくらでもできることって、あると思うのですよね。
ただ、残念なことに、これらを早期に行動に起こしても、すぐに行動を起こした人にメリットはありません。
そこがネックとなっているのかもしれませんが、介護って、声をあげる人・行動力のある人が少ないのですよね。
また、こういう人がいた時に、協力する体制がないというか、受身というか。
私は、専門職の地位というのは、他者が用意してくれるものではなく、自らその役割をつくっていくことが当然と考えています。
しかし、残念なことに、総合事業や地域包括ケアシステムについて理解しているケアマネジャーが少ないどころか、地域の様々な活動自体も、その存在すら知らない専門職がたくさんいます。
『認知症カフェ?聞いたことはあるけど何なの?』とか『え?うちの地域でもそんなのやってるの?』みたいな。
このアンテナの高さに、ひじょ〜に強い危機感を抱いているのは私だけでしょうか?
今の『目の前のご利用者の課題を解決して、介護保険のサービスを把握していればオッケー』という時代は、もう終わろうとしています。
それを踏まえて、インフォーマルの支援に対してのアンテナを高く持つ、他法の仕組みを勉強する、地域を知る、etc、の視点は、本当に大切だと思うのですけどね。
皆さんのアンテナはいかがですか?
これからのケアマネジャーの役割として、どんなことが必要だと考えていますか?