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2016-06-24 08:14:00

訪問をありがとうございます。

 

不快指数の高い日が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

 

どんよりした天気が続いても、なかなか慣れない私は、夏が来るのが待ち遠しいです。

 

 

 

さて、昨夜は当社にて勉強会を行いました。

 

昨年11月から行っている勉強会も、残り3回。

 

今回は、地域包括支援センタープランナーの方に、『介護予防計画書の作り方』というタイトルで講義をしていただきました。

 

講義は、ただ計画書の記載方法ではなく考え方を中心に教えてもらい、『こうだからこういう書き方をするとわかりやすい』とか、そういう説明が多かったです。

 

そして、要支援の対象者に対しての捉え方(要介護とは違う視点が必要)、目標の動作に対してのアプローチの仕方には2種類あること、計画書の流れ(考え方)について説明を受けることができました。

 

とてもわかりやすい説明で、要介護の方の居宅サービス計画書ばかりを作っている私にとっては、視点の違いがスッと入ってきました。

 

 

 

講義の中で受けた話で私が印象的だったのは、次の部分です。

 

・要支援の方というのは、そもそも『屋内の動作は概ね自立している』という前提で計画を立てる。

 

→すぐに直接支援にいきつくのではなく、『どうしたらその方が自分の力で課題を解決できるようになるか?』の視点が大切。

 

・何かが困難になった時、アプローチの仕方は2種類ある。

 

→『自身の身体機能を向上して困難な部分を自分で行うことができるようになる方法』と、『困難な部分を何かで補うことで動作を円滑に行う方法』。

 

・課題が確認できた時、まずは住環境へのアプローチを検討する。用具を使用することで、利用者自身の持っている力を最大限に発揮できないかを考える。

 

→この視点は、利用者自身が困難だと感じている部分を自分で行うことができるため、自立心の保持になる。

 

・環境へのアプローチで利用者が頑張っても解決できない時は、家族・親戚・近隣の力を借りられないか考えつつ、利用者自身の力をより高めるためのアプローチを考えてみる。

 

→互助の力を検討しつつ、同時に、利用者の身体機能に直接アプローチする支援を検討。

 

・上記2つを行ってもなお解決しない場合は、他者から課題への直接的な支援を検討する。

 

→共に行うことで、利用者自身の自立心を育んだり、その人らしさの表現・表出を支援する。

 

この方の拘りは、全てにおいて『自立(自律)』について考えており、どうやったら利用者が尊厳を失わずに『その人らしく』生活を送れるか、そのために支援者はどういうアプローチが必要か、ということを追求している部分です。

 

そしてそのことが、利用者の自尊心に繋がっていることを、深く実感しました。

 

 

 

勉強会の終了後、食事に行き、様々な話をしました。

 

二人で共通していたのは、『業務は多忙ではあるけれど、一つひとつの支援を進める際に、自立支援を意識して取り組むのとそうでないのとでは、大きく違ってくるよね』ということです。

 

また、協働の話から、『各自が自分の役割をきちんと理解することが大切だね』という話をしました。

 

そんなこんなで話をしていたら、日付が変わりそうになり解散しました。

 

 

 

この方は、話をしていて本当に面白く、たくさんの刺激や思考をもらうことができます。

 

そういう方が身近にいることに感謝感謝です。

 

皆さんは、話のできる仲間がいますか?