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2016-04-28 08:14:00

訪問をありがとうございます。

 

帰宅が遅いことは毎日なのですが、ここ数ヶ月ほど私、至福の時間を持つようにしています。

 

それは、『食べてすぐ寝る』こと。

 

お腹も心も満たされるこの満腹感が、今の私には何よりの幸せです。

 

が!!!そんな私をみて、息子たちは私を『グレムリン』と呼ぶのです。

 

許せん!!!と思いつつ、何も言い返せない私。

 

家の中では、一番地位が低いという、悲しい性です。

 

皆さんは、家族になんと呼ばれていますか?

 

 

 

さて、昨夜は、千葉県船橋市の特別養護老人ホームにて、『接遇』についての研修を行ってきました。

 

マナーが広く一般的に適応される『形』であること、接遇はそれを踏まえて個々に対応すること。

 

究極の『思いやり』ですよね。

 

それから、言動の不一致を体感してもらったり、一般的なマナーの説明から、それを介護職員にあてはめて時に気をつけて欲しいことを説明させていただきました。

 

ポイントの部分には『すぐに実践できる具体的な行動』も提案しました。

 

それを踏まえてグループワークを行い、その上で、個々が『明日から実践すること』を付箋に書いていただき、全員に発表していただきました。

 

最後は、宮澤章二さんの『行為の意味』という詩を読んでもらい、終了しました。

 

(宮澤章二さんの詩は、数年前にACジャパンがコマーシャルで使用した『思いは見えないけど思いやりは見える』という詩で、私がとても好きな言葉が詰まっています)

 

 

 

この『全員が発表』というのは、事前に打ち合わせをした際に、施設の方から出たリクエストでした。

 

研修をただの座学で終わらせないために、実践に結びつけるためにどうしたら良いかを考えていた時、先方から『どの職員にも主体性を持ってもらいたいから、全員に発表の機会を持たせて欲しい』と話を受けたのです。

 

これは、良かったと思いつつ、今後の研修でも取り入れていこうと思いました。

 

 

 

この施設は素晴らしい部分があります。

 

それは、『施設長が自ら研修に参加して、一緒にみんなと学ぶ姿勢を持っている』ということです。

 

昨年末に虐待研修を行った際に訪問した施設でもそうでしたが、施設長自ら職員と一緒に介護についての研修を受ける、というのは、職員の意欲を高めると思います。

 

私よりも年齢が上であり、様々な人生経験を積んでいる方々が、正直、今更私の研修を受けても、学ぶ部分って殆どないと思うのです。

 

が、パフォーマンスでもなんでもなく、常に学ぶ意欲を持って、自らそれを実践する。

 

誰よりもメモを取り、グループワークも積極的に参加して楽しんでおられました。

 

本当に素敵な施設長で、私はこの方をとても尊敬しています。

 

そして改めて、上に立つ者が言葉だけでなく行動で皆を導いていくことが何よりも大切であると、学びました。

 

私も自分の言動を見直し、フワフワせずに頑張らねば。

 

 

 

またこの施設、職員の方々は、皆さんとても素直なのです。

 

聴く時は聴く。

 

考える時は考える。

 

そして、自分の言葉で発表できる。

 

平均年齢は20代ですが、実に素直で、入所者のためにどうしたら良いかを真剣に考えていました。

 

 

 

以前から何度も書いていますが、一部の職員が行った虐待で、施設等『箱物』は、色眼鏡で見られる辛さがあります。

 

確かに外からではわからない部分が多いかもしれない。

 

でも、中で働く職員の皆さんは、本当に日々、入所者のことを考えて業務を行っています。

 

ただロボットのように決められたことをやるだけではなく、多忙な中でも、入所者一人ひとりを知り、適した介護を行うために、自分に何ができるか?どうしたら良いかを真剣に考え実践しています。

 

少しでもそのことを理解して、介護の現場で働く職員が、自ら誇りをもって働くことができるよう、私も持っている知識を、職員の皆さんに伝わるように、今後も行っていきたいと思いました。

 

 

 

皆さんは日々、業務の中で『どうしたらご利用者の自立支援に繋がるか?』を意識していますか?

 

カテゴライズせずに、目の前のその方をみて、支援を提供していますか?