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2016-04-25 08:23:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は認知症カフェに参加させていただきました。

 

その中で、少しだけお時間をいただき、『認知症の方のケアプラン事例』について話をさせていただきました。

 

まぁ、拙い話ではあったのですが、どんな方が聴いても話の内容を理解していただけるよう、私なりに工夫させていただきました。

 

そして、驚いたことに、質疑応答の部分で、お二人の方が『感想』を述べてくださったのですが、そのうちのお一人が認知症当事者で、ご自身の想いなどを語ってくださいました。

 

もうお一方も感化されたのか、『私も予防を含めて6月に検査に行きます』と物忘れ外来の受診をされることを話されていました。

 

なんだか、こうやって、普通の疾患と同じように『私は認知症なので、わかりやすく話してください』と言える環境、そして、相手も認知症を正しく理解して対応できる輪が広がっていったら良いなぁ、と切に感じました。

 

深川長屋の皆さま、ありがとうございました。

 

また、昨日は当社のMさんにもカフェに専門職として参加してもらいましたが、とても楽しんでくれたようでした。

 

地域を知るためには、デイサービスなどの見学・挨拶も大切ですが、同じくらい地域の取り組みに足を運ぶことが大切で、その中で住民と楽しみながら地域を知るということに重きを置いている当社の方針を、彼はよく理解してくれています。

 

まぁ、こんなことばかり優先させているから、いつまでたっても貧乏事業所なのですけどね。

 

 

 

さて、22日に社会保障審議会・介護部会で、『ケアマネジメントのあり方』が議論されましたね。

 

既にご存知の方もおられると思いますが、この議論の論点は『ケアマネジメントの質をさらに高めていくため』として、下記4点を論点としています。

 

 

 

・自立支援・公正・中立・総合的かつ効率的なサービスの提供といった視点に基づく適切なケアマネジメントを確保するためには、どんな方策が考えられるか?

 

・市町村は保険者として、地域の中で適切なケアマネジメントの確保を一層進めるため、どんな方策を行うことが考えられるか?

 

・医療・介護などの連携のために、ケアマネジメントにおいて専門職種・機関を有機的に結びつけるためにどんな方策が考えられるか?

 

・給付管理や書類作成などの業務負担も踏まえ、ケアマネジャーの業務のあり方をどう考えるか?

 

 

 

これらを踏まえ、最大の焦点となるケアプランの有料化についても話し合われています。

 

今までの私たちの支援がいよいよ評価されるわけですが、同時にこの4点が挙がったことを私はチャンスと捉えております。

 

ここで大切なことは、私たち一人ひとりが当事者意識をもって、この4点について考えることだと思うのです。

 

審議会だけではなく、現場のケアマネジャーこそが、上記の4点について、『どうしたら良いか?』を考え、提言していくことが、何よりも大切だと、私は考えます。

 

 

 

もちろん、私自身も考え抜き、たくさんの方々と意見交換しながら、それを熟成させていきたいと思います。

 

私たちの今後を、国任せにするのではなく、むしろ、次の審議会までにケアマネジャー自身から『こうしたら良い』と意見を出せるようになりたいなぁ、と思いました。

 

今日の記事を読まれた方は、できるだけたくさんの方々とこの論点を共有し、考えてみて欲しいと思います。

 

それが、私たちの役割を私たち自身でつくっていく第一歩になると思うのです。

 

(ここに地域への取り組みが書かれていないことが、なんだか悲しいですが)

 

 

 

というわけで、本日の質問は、こんな感じで。

 

皆さんは、上の4点について、どのようにお考えですか?

 

どうすれば、公正中立を維持しつつ、効率的に多職種連携を図りながらケアマネジメントを行うことができると思いますか?

 

そして、保険者との連携をどのように図っていったら良いと思いますか?