インフォメーション

2016-01-28 20:01:00

訪問をありがとうございます。

 

昔から、様々なことを深く深く考える傾向が私にはあるのですが、最近、またそれが始まっています。

 

それが、実生活に活かせる思考なら良いのですが、『個々の意向が尊重される現代に、倫理はどこまで重要視されるか?』とか、『人はどうなったら心からの幸せを感じることができるのか?』とか、『利他主義と利己主義はどちらの方が幸せか?』とか、何だかどーしようもなく生産性のないことを、悶々と考えてしまっています。

(あぁ、こんなことを書いたらドン引きですよね)

 

因みに、こういう話は本当に一部の方にしかしませんので、ご安心くだささいませ☆

 

 

 

さて。

 

介護の現場に外国人労働者を入れることについて話し合いがされていますが、私の考えを書きたいと思います。

 

もしかしたらご存知ない方もおられるかもしれないので、下記に記事を転記します。

 

 

 

 

厚労省、EPAの有効活用へルールを再考 受け入れ施設の対象拡大も検討

 

介護福祉士を目指す外国人を受け入れるEPA(経済連携協定)の枠組みをより有効に活用するため、厚生労働省はルールの見直しを検討する。受け入れ施設の対象を拡大することや、資格を取った後に働ける現場を増やすことなどを俎上に載せ、今年度中に方針を決める予定だ。


規制を緩和して自由度を高め、深刻な人手不足の解消に役立てる狙いがある。21日に有識者会議を開催し、具体策をめぐる議論を本格的に開始した。外国人にできるだけ長く活躍してもらえるよう、生活を支える施策を充実することも考えていくという。


EPAにもとづく外国人の受け入れが始まったのは2008年。現在はフィリピン、インドネシア、ベトナムのアジア3ヵ国から、介護福祉士に挑戦する候補者が来るようになった。今年度までの7年間で、その人数は累計で2106人となっている。

 

 

 

はい。

 

外国人労働者の介護現場への導入については、賛否両論あるかと思います。

 

様々な意見が活発に議論され、一番良い方法で結論を出すことは、とても大切だと思います。

 

ただね、人種差別的な発言はイカンと私は思うのです。

 

 

 

先ほど、とあるケアマネサイトでこんなコメントを読みました。

 

『外国人労働者を受け入れることで、介護の地位が下がる』というものです。

 

『外国人労働者を導入すると、誰でも介護ができると思われる』というコメントもありました。

 

 

 

な    ん    で    ?    ?    ?

 

 

 

なぜ、『外国人労働者』イコール『介護の地位が下がる』のか?

 

 

 

 

きっと、この投稿をした人は『外国人労働者』を『自分たちより下』にみているのでしょう。

 

はて?

 

はたして本当にそうでしょうか?

 

 

 

記事の中にも書いてありますが、受け入れ対象者は『介護福祉士を目指す人』です。

 

文化の違いがあるので、日本人同士のように『ア・ウン』の呼吸はつかみにくいかもしれませんが、その分『考え方・視野が拡がる』というメリットがあります。

 

言葉に関しては、母国語ではないため流暢とは言えないにしても、日本に来る前に十分勉強しているはずです。

 

 

 

何だかね。

 

外国人というだけで変にレッテルを貼り、安易に、相手が傷つく発言を公共の場に垂れ流す専門職って、いかがなものだろう?と感じてしまいました。

 

 

 

私、諸々の事情があり、いわゆる『外国人労働者』の方が半分以上いる環境で、仕事をしたことがあります。

 

その大半が東南アジア諸国の方々でした。

 

そこで、知ったこと・感じたことを書いてみます(私の見た範囲でなので、これが全てではありません)。

 

 

 

良い部分としては、彼らは言われたことを忠実に行います。

 

ルールに忠実なのですね。

 

 

 

また、チームワークが求められる業種でしたが、サボるということはありませんでした。

 

変に感情に流されず、仕事に対してのプロ意識は強いと思います。

 

 

 

そして、明るい・笑顔が良い。

 

これは、周囲をとても元気にしてくれると思います。

 

自分で自分の気持ちを上げることがとても上手です。

 

時にはシンドイ状況になることもあったのですが、どんな時も笑いに変えようというポジティブさがあります。

 

 

 

そしてそして、ハッキリものを言ってくれる。

 

これは良し悪しかもしれません。

 

私はわかりやすい方が、安心して一緒に働けましたが、中にはそれを『無神経だ』と受け取る方もいるかもしれません。

 

 

 

また、仕事は仕事と割り切るため、日本人が得意な『情』というものは理解できないかも・・・しれません。

 

たまたまかもしれませんが、私の周囲には『ワタシ、オカネモチ、ダイスキネー』という人が多かったです。

 

あまりにオカネオカネと言うので、『お金と愛情はどっちが大切?』と質問をしたら、迷いもせずに『オカネ!!!』と断言されました。

(それはそれで気持ちのよい返答でした☆)

 

 

 

とまぁ、こんな感じですが、私は一緒に仕事をしていて、彼らが『外国人労働者だから何とか』とか、そういうことを感じたことはありませんでした。

 

むしろ、どんな環境でも楽しもうというポジティブさに共感できて、とても楽しかったです。

 

 

 

これを介護の現場に置き換えた時、介護業務自体や、言葉に関しては何とかクリアできると思います。

 

課題は『記録』と『高齢者心理面でのサポート体制』だと思います。

 

後は、彼らをサポートする体制となる主任レベルの職員次第でしょうか?

 

これに関しては、何でも一律平等に業務内容を充てるのではなく、日本人が得意にする業務、外国人が得意にする業務を分けることで解消すると思うのです。

 

これらがクリアできたら、私は日本人介護労働者と外国人介護労働者は、お互いが刺激を与えあい、プロ意識を持って協働できるではないかと考えています。

 

あ、ただ、訪問サービスは、個での支援にあたるため、サポート体制が確立できないことから、難しいと思います。

 

 

 

皆さんは、この件についてどうお考えですか?