冬の青森はあたり一面が真っ白になり、雪かきや屋根の雪下ろしが日課となります。降り始めの雪は柔らかいですが、降り積もった雪は想像以上の重さと衝撃がありますので、雪止め具を設置していない屋根の下での作業には注意が必要です。
雪の重さと衝撃力について
降ったばかりの雪の結晶は、隙間に沢山空気を含んでいるため軽いですが、時間が経つごとに結晶が変化し隙間がなくなり重くなります。雪の重さは1立方メートルあたりで新雪約50~150kg、小締り雪は約150~250kg、締り雪は約250~500kg、ざらめ雪は約300~500kgと、非常に重くなっていることが分かります。
また、雪の衝撃力は重さと高さが関係しており、2階から落雪した場合、1階よりも雪の密度や高さが増すと、最大衝撃圧は2倍になり事故の危険性が高まります。
起こり得る落雪被害のケース
雪止め具を設置していない屋根から大量の雪が落ちると、軒下や車庫の前、道路を塞いでしまうケースがあります。また、カーポートが積雪地域対応でなければ、カーポートのテラス屋根が壊れますし、車にあたれば屋根やボディが衝撃でへこんでしまいます。
場合によっては細い鉄パイプやメッシュフェンスなどが変形することもあり、庭木の枝が折れる可能性もあるのです。当然、通行人にケガをさせる恐れもありますので、被害を未然に防ぐためにも、落雪対策が欠かせません。
知っておきたい!落雪対策
雪止め金具を取り付けたり、無落雪屋根に葺き替えたり、電気式屋根融雪システムなどの導入をおすすめします。雪止め金具の取り付けで雪が滑り落ちないように出来ますし、屋根の形がバタフライ状の無落雪屋根は雪の落下を防げます。無落雪屋根に電気式屋根融雪システムを設置すると、屋根材の下にある電気式ヒーターが屋根の雪を溶かしますので、雪下ろしの手間が省けます。
佐藤板金工業は青森を中心に屋根の修理・トタンの張り替え・雪止め具の設置などを行っています。雪止め具は場所を確認して、適切な位置に設置致しますのでご安心下さい。価格はサイト内からご覧頂けます。雪止め具の設置など屋根に関する工事は、ぜひ「屋根のプロ」である佐藤板金工業へお任せ下さい。