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2022-03-30 16:52:00

体力・運動能力調査結果 各管内の状況 第6回 渡島 授業以外の運動機会拡充

渡島体力テスト
       体力合計点の全国との差とその推移(クリックすると拡大されます)

分析 小学校

【84校、児童数2529人】

▼実技

 体力合計点は全国と比較して男子が0・46ポイント、女子が0・98ポイント低い。

 種目別に全国を上回ったのは男子が握力、長座体前屈、反復横とびの3種目、女子が握力の1種目である。

 体力合計点の差は元年度調査から男子が0・51ポイント、女子が1・36ポイント広がっている。

▼質問紙

 「授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した児童の割合は男子が91・4%で全国より0・2%高く、女子が84・7%であり全国より0・8%低い。

 これまでの調査結果を踏まえて授業等の工夫改善を行った学校の割合は72・6%で、全国より26・8%高い。

 「体育・保健体育授業で努力を要する児童がいる場合、児童の実態に応じ運動課題を段階的に準備している」と回答した学校の割合は77・4%で全国より5・5%高い。

分析 中学校

【41校、2303人】

▼実技

 体力合計点は全国と比較して男子が2・00ポイント、女子が3・47ポイント低い。

 種目別に全国を上回ったのは男子、女子ともに握力の1種目である。

 体力合計点の差は元年度調査から男子が0・89ポイント広がっており、女子が0・55ポイント縮まっている。

▼質問紙

 「授業以外における1週間の総運動時間が60分以上」と回答した生徒の割合は男子が88・2%で全国より4・3%低く、女子が76・8%で全国より5・4%低い。

 これまでの調査結果を踏まえて授業等の工夫改善を行った学校の割合は70・7%で、全国より14・7%高い。

 「体育・保健体育授業で努力を要する生徒がいる場合、生徒の実態に応じ運動課題を段階的に準備している」と回答した学校の割合は80・5%で全国より10・2%高い。

改善点

▼検証改善サイクルの確立

 体力向上に向けた全体計画をもとに、学校全体で体力向上に取り組む体制づくりおよび取組の充実を図るなど、学校全体で組織的に児童生徒の体力向上にかかる取組を推進する必要がある。

 児童生徒の実態を継続的に把握して学校全体の課題を見いだし、課題解決を図る取組を継続・徹底する必要がある。

▼体育・保健体育科の授業改善

 体力向上に向けた課題や身に付けさせたい力を明確にし、学びの成果や運動の楽しさを実感できる授業を継続して実践するとともに、今後はICTを効果的に活用し、資質・能力の育成を図る必要がある。

 体育専科教員活用事業および体育エキスパート教員巡回指導事業における実践資料等の普及を図り、体育・保健体育科の授業改善を促進する必要がある。

▼望ましい生活習慣、運動習慣の確立

 栄養教諭や養護教諭と連携し、食に関する指導の充実を図るなど、生活習慣を改善する取組をより一層推進する必要がある。

 体育・保健体育科の授業以外の運動機会を拡充するため、スポーツ集会を設定するなど、組織的・計画的な取組を推進するとともに、望ましい生活習慣および運動習慣の確立に向け保護者や地域住民等と連携する必要がある。

                                                                                (国 2022-03-24付)