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議会質問&会派取組

2014-09-04 11:33:00


≪AEDの24時間営業のコンビニへの設置・普及について≫

 

◆真利一朗議員

 議長のお許しをいただきましたので、通告順に従いまして、一問一答式で質問させていただきます。本日ラストの質問者であると思いますので、いましばらくおつき合いをくださいますようにお願い申し上げます。

 まず、一つ目、AEDの24時間営業のコンビニへの設置・普及について、そのうちの1番、コンビニへの導入についてをお伺いさせていただきます。

 近ごろよく耳にする自然災害の驚異、本年も8月9日には、台風11号の影響で大雨が降り、本市においても初めて避難勧告が出ました。

 蕎原、秬谷、大川、木積、馬場、水間、三ケ山、三ツ松、名越砂山、森地区と、初めての勧告でございました。幸いにして大きな被害はなかったと仄聞しています。

 そして、先日には、広島県を中心に大雨で起こった地滑り、山崩れで多くの犠牲者が、そして行方不明者が出たことは本当に痛ましいことであります。

 これまで他の議員からもございましたが、被災され、お亡くなりになられた方々に対しまして心よりお悔やみを申し上げるとともに、被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。そして、一日も早い復興を願うものでございます。


 自然がもたらす被害と違い、設備することで人命を救うことができるAED器具の設置・普及について質問させていただきます。


 現在、貝塚市の公共施設に設置してあるAED数は、本庁舎を初め消防本部、福祉センター、総合体育館、各公民館、運動広場、保育所、幼稚園、小・中学校、合わせて40台とホームページ上で確認することができます。


 しかし、この中で24時間対応できるのは消防本部の1箇所だけであります。


 それ以外はほとんどが施設の定時で閉まり、6件が21時から22時まで対応可能である総合体育館、そして市民文化会館、中央・浜手・山手公民館、ふれあい運動場です。


 それも、使用されている時間内でのことでございます。


 また、AEDの貸出用は3台あり、貸出実績も平成23年度6件、平成24年度7件、平成25年度6件と報告を受けています。


 他市を見ると、お隣の泉佐野市では、公共施設で55件、金融機関で5件、医療機関等で9件、ホテル・レジャー施設で8件、ショッピング施設5件、事業所等で14件と、公共施設だけでなく他の設置場所も泉佐野市のホームページ上に載せてありますが、やはり利用できる時間帯は各施設があいている時間帯となります。神奈川県、静岡県などでは、24時間営業で年中無休のコンビニへの設置が進んでいます。


 神奈川県大和市では、公共施設で118箇所の設置があり、そのうち消防本部維持管理で66箇所ありますが、ほかにやまとAED救急ステーション認定制度でAEDを自主的に設置している民間事業所を誰もが使えるAEDの協力施設として認定する制度を進めております。


 施設数は78箇所あるということでございます。認定されますと、認定式を行い、やまとAED救急ステーション標章、ステッカーをお渡しし、使用したときにパットの交換を行政側がするようにしております。


 器具、バッテリー、使用しないときのパットの交換は、設置した事業所がするようになっているとのことです。


 しかし、対応は施設のあいている時間内となるため、市内にあるコンビニ86店と協定を結び、大和市が警備会社とリース契約をし、店舗へAEDを設置しています。


 また、兵庫県宝塚市でも、市内公共施設のほかに駅やスーパー、ゴルフ場など、約240箇所に設置をしています。


 設置施設以外の方が急に倒れ、AEDを借りた使用例は年間一、二件と少ないですが、既存の設置場所は休館日、閉店後は立ち入れないことから、24hまちかどAEDステーション事業を開始し、もっと多くの方が万が一のときに24時間対応できるコンビニへの導入を決め、市内の約50店舗中、協力を得られた店舗から順次設置し、5年計画で市内のコンビニ全店に整備することになったと仄聞しました。


 コンビニ側からは、盗難やいたずらなどがあったらどうするかというふうな不安があったようですが、宝塚市が契約をしているリース会社と条件を提示し、対応できるようにして、2014年、今年度、予算案に事業費63万円、10台分を盛り込み、8月1日から設置を始めていると聞いております。


 リース料が案外安くついて、あと10台分、ですから計20台分は今年度予算内で設置できる様子とお聞きしました。本市においても、AEDの設置を市内約25店舗あるコンビニに設置することを考えられないかお尋ねいたします。

 


◎消防長

 ご答弁申し上げます。


 ご質問内容のとおり、本市におきましては公共施設に設置していますAEDにつきまして、消防本部ホームページにて公表し、民間設置のAEDにつきましては、大阪府AEDマップをホームページ上にリンクづけしまして対応しているところでございますが、現在、警備課において、市内、民間事業者設置のAEDについて調査をして、第三者の使用について協力いただける事業所をホームページ公表に向けて広報かいづか紙面に案内文を掲載していく予定でございます。


 ご質問の24時間営業しております市内のコンビニエンスストアにAEDを設置した場合でございますが、不特定多数の方が出入りする施設でありますので、他の事業所設置のAEDを第三者が使用するよりは利便性がよく、また時間的制約もなく、万一の場合に効果を得られるものと考えております。


 また、2年程度で交換が必要なパットやバッテリー、五、六年程度でメーカー保証が切れる本体等の問題を考慮した場合、リース方式をとることも有効な選択肢になってくると思われます。


 現在、市内にはコンビニエンスストアが約30店舗ございますが、郊外にある店舗など、場所によってはAEDを取りに走るよりも救急車到着のほうが早い場合もございます。


 また、倒れた方の周囲に自分しかいない場合は、絶え間ない胸骨圧迫、これが第一であることなどから、設置形態や効果についての検証が必要な部分もございます。


 しかしながら、使用できる条件がそろった場合は、傷病者にとってAEDの使用は非常に有用であるということから、ご質問内容を参考にさせていただきまして、検討してまいりたいと考えております。 以上です。

 


 

◆真利一朗議員

 ありがとうございます。先ほど紹介しました宝塚市というのは兵庫県で初めてこの取組みをしたということで、かなり安くパットのリース契約ができたということを聞いております。


 ご答弁いただきましたけれども、パットとかバッテリー、これが2年の間に交換せなあかんとか、メーカー保証が5年で切れる等々があると思うので、購入の設置を考えることが大変ですけれども、リースだったら条件に紛失であるとか破損、こういうのも組み入れたら、すごく安価で設置できるんじゃないかなと思います。


 ちなみに大阪府のほうでは、他市でこういった取組みをやっているということはお聞きになったことはありますか。


 

◎消防長

 お答えいたします。


 大阪府下では松原市が、昨年より24時間営業コンビニに対しましてAED設置事業を進められたと聞いております。担当者に伺ったところ、現在30店舗余りに整備されていると聞いております。 以上です。

 


 

≪AED設置に向けたの町会・自治会への助成について≫

◆真利一朗議員

 貝塚市も財政上ちょっときついかもしれませんけれども、大阪府がだめなら泉州で一番先に取り組むといった形で、ひとつ前向きなご検討をお願いしまして、二つ目の質問でございますが、町会・自治会への助成についてということでご質問させていただきます。


 市内各町会・自治会への設置導入、これの補助といいますか、助成制度みたいな形が考えられないかお尋ねをいたします。


 各町会は自治会、そしていろいろな行事を計画して実施されております。


 運動会であるとかミニマラソンなど、そしてまた貝塚市には二つの大きなお祭りがございます。


 夏の太鼓台、秋のだんじり祭りと、伝統文化を継承するお祭りでございます。


 このような行事に使うために、各町に1台のAEDがあれば、いざというときには役に立つのではないかと思いまして質問させていただきます。


 また、もちろん各町会に持つという形の分で心肺停止蘇生講習、こういったものを町会がこぞって受ける機会もふえるかと思うんですけれども、市民各位のAEDを使うための講習会参加という啓発にもつながると思います。いかがでしょうか、お考えいただきたいと思います。


 

◎消防長

 ご答弁申し上げます。各町会・自治会等への設置に対する助成についてでございますけれども、仮に各町会・自治会に設置するとなった場合は、町会館などに設置することになると思いますが、それらの施設につきましては、行事などで使用する以外は大半が無人となります。


 安全面から、ふだんは施錠されているものと思われます。緊急時において使用できない場面が多く、現状においては効果が低いと考えられます。


 町会イベントなどに際しましては、消防本部で実施しております貸出用のAEDの積極的な利用を行っていただきまして、消防本部におきましては、今後も効果的な方策を研究してまいります。

 


 

≪本庁舎建替え時に災害対策としてEV車導入について≫

◆真利一朗議員

 お祭りなんかは行事日程が重なっちゃいますものですから、太鼓台で約7台、7町会、だんじりで貝塚市だけで21台、21町会ですね。


 ある程度の数が必要となるので、コンビニへのリースのことが考えられるのであれば、それと同時に町会にこういった施策もあるでというふうな、そういった形をまた考えていただけたらと思います。ありがとうございます。


 では、二つ目の質問に移らせていただきます。本庁舎建替え時に災害対策としてEV車導入についてお尋ねをいたします。


 貝塚市のホームページに貝塚市役所本庁舎建替等検討調査業務委託に係る公募型のプロポーザル方式の一次審査の結果が掲載されておりました。


 公告は平成26年7月17日付で、参加申込み受付期間が7月17日から7月25日までということでした。


 うちで参加申込者が4社、そして一次審査通過者が4社ということでありましたけれども、8月27日には二次審査の結果として、8月25日の貝塚市役所建替検討委員会における審査結果が掲載されていました。最優秀提案者は株式会社地域計画建築研究所、大阪事務所さんでした。


 4月の広報かいづかの市政運営方針の安全・安心の健康福祉部の中の災害対策枠に、市役所本庁建替えの記事が載っておりました。


 その後、市民の皆さんからも注目されていることは確実で、どんな市役所になるのというような形でよく聞かれます。現時点では、これから二次審査通過者のほうからその内容を精査していく段階で、まだまだ先のことと思いますけれども、我が会派で埼玉県さいたま市のEV普及施策でありますE-KIZUNA Projectの取組みについてを視察してきたことから、1点質問させていただきます。


 さいたま市は次世代自動車・スマートエネルギー特区に指定されています。


 市内のCO2排出量の約3割を運輸部門が占めているということを受け、何とかCO2を削減させたいという思いから、そして目的としてEV車普及の課題に立ち向かうということで、企業、研究者、そしていろいろな方を巻き込んだ取組みを行っています。


 E-KIZUNAのEはエコロジーのE、そしてKIZUNAは東日本大震災大震災の取組みとして起きたきずなという文字ですね、そういう言葉を用いたということです。


 EV車は発電機能を持つことから、災害時にその機能を生かすため、行政が率先して公用車として導入しております。この公用車はもうほとんど全車とりそろえているみたいで、EV車、FCX車(燃料電池車)ということに啓発に取り組んでおられます。


 充電器は庁舎地下の公用車専用駐車場に設置して、私も見ましたけれども、全て充電を夜間電気のほうで可能というふうな形でやっておりました。


 災害時に停電したときのために役立つでしょうというふうな形で、担当の部局のお話をお聞きしました。


 また、茨城県東海村でも、車両から排出される二酸化炭素削減と災害時の避難所の電源確保のため、公用車としてEV車を6台導入し、あわせて村内にあります6箇所のコミュニティセンターに給電装置を設置されました。


 EV車と給電装置をケーブルでつないで専用の電気配線を通じると、約16時間の電力を供給できるということらしいです。


 東日本大震災の際、村は全域で3日間にわたり停電、テレビ等から情報が途絶え、住人が不安な避難生活を余儀なくされたために、避難所の最低限の電力確保が必要なことと、消防からはEV活用によって非常用発電機を別の電源に回せるという意見から導入に踏み切ったと仄聞しております。


 本市においても、いつ起こるかわからない南海トラフ巨大地震対策といたしまして、また今も起こっている局地的な大雨による自然災害に対応できるよう、本市役所、本庁舎建替え時に合わせていては遅いかもしれませんけれども、EV車を公用車の中に備えるということを考えることはできないかお尋ねいたします。

 


◎総務部長

 ご答弁申し上げます。


 本市では現在1台のEV車、電気自動車をリースにより配置いたしております。


 この車は、原子力発電所の稼働が停止する中で、電力会社の電力事情が逼迫するおそれがあったことを機に、平成24年12月から、大阪府と自動車メーカーの協力のもとに各市町村に対する電気自動車の配置が計画されたものであります。


 本市では、第2別館に給電装置を設置いたしておりまして、電力の供給不足時や災害時などの停電時にあっては、EV車本体から24キロワットアワーの電力を第2別館に供給することが可能で、これは40ワットの蛍光灯50本に換算すると12時間分、第2別館2階全ての電灯を点灯した場合で約4時間分に相当する電力でございます。


 また、庁舎の建替えにあたりましては、災害時における電力確保が極めて重要な課題の一つでありますことから、EV車の導入も含めまして、効率的で効果的な手法につきまして、財政状況も勘案しながら総合的に検討してまいりたいと考えております。以上です。

 


 

≪ゆるきゃらグランプリ2014について≫

◆真利一朗議員

 ありがとうございました。比較的被害の少ない貝塚市でありますけれども、災害はいつ起こるかわかりませんので、庁舎建替え前にでもまたひとつ検討いただけることをお願いいたしまして、三つ目の質問に移らせていただきます。


 ゆるキャラグランプリ2014についてお伺いします。


 貝塚市のホームページに8月18日付で、ゆるキャラグランプリ2014inあいちセントレアの告知が載りました。内容は、今年も地域のゆるキャラを応援するゆるキャラグランプリ2014の開催が決定し、本市イメージキャラクターのつげさんもエントリーいたしました。


 昨年は皆様に応援していただき、1,580体中536位、大阪府内では64体中24位と、初参戦にしてはなかなかの結果となりました。今年はさらに上位を目指し頑張りたいと思いますので、皆様の応援、どうぞよろしくお願いします。


 グランプリ2014のスケジュールは、9月2日から投票開始、10月20日投票締切で行います。期間中は1アドレスにつき1日1回投票することが可能です。


 つげさんの応援をよろしくお願いいたしますとホームページ上にありました。


 ちなみにエントリーナンバーは195番。昨年の1,580体中の536位、順位だけ見れば確かに健闘しているように思うんですけれども、ポイント数、なんと2,843ポイント。


 1位の栃木県佐野市のさのまるは120万4,255ポイント、2位の静岡県浜松市の出世大名家康くん、これも100万台ですね、114万8,585ポイント。3位の群馬県のぐんまちゃんで75万2,789ポイント。とても全然の大差での536位。


 大阪府出身、出場のゆるキャラでは全国13位、大阪府で1位の箕面市の滝の道ゆずる君、近隣では泉佐野市のイヌナキンが全国201位、今年はもっと上位の29位、これは多分筋肉の肉を狙っているのかなと思うんですけれども、張り切っておられます。


 前にも言いましたことですけれども、つげさんのこの順位、ゆるキャラグランプリに出ていることすら知らず、どのような方法でポイントが加算されるのかも知らない人が大半やったからじゃないかなというふうに思います。


 今回は期間中、1日1回投票することが可能ということで、ホームページ上には掲載されておるんですけれども、今後市民の皆さんへの告知方法はどのようにするのか教えていただきたいと思います。

 


◎都市政策部長

 お答えいたします。


 真利議員おっしゃるとおり、ゆるキャラグランプリ2014は、この9月2日に投票サイトの立ち上げ及びアドレスの公開が行われました。こういう投票サイトのアドレス等が事前に公開されておれば、その時点からいろんな周知等をしていけたのですが、9月2日の当日に投票サイトが初めて立ち上げられて、そのアドレスが公開ということで、同日から投票が開始されております。


 ご指摘のとおり、今回はより多くの市民の皆様にグランプリの存在自体を知っていただかなあかんということで、9月2日投票開始に合わせて同日、貝塚市のホームページに掲載するとともに、オリジナルのポスターを作成して、市内の公共施設に掲示、それから今後市内の物販店等にも順次ポスターの掲示を依頼して、ご協力をお願いしていくという考えでございます。


 ホームページやポスターには、一人でも多くの方に投票していただけるように、先ほどもお話ありました1アドレス1回投票できますよと、要は例えばスマートフォンとパソコンを持っていれば、スマートフォンで1日1回、パソコンで1日1回、1人2票入れられると。


 いっぱいメールアドレスを持っている方はそれぞれでいけるので、10も20も持っている方はおられないと思いますが、その分だけ投票できるといのがございます。そういうことも書かせていただいております。


 また、職員に対しましてもCネットに掲載して、より多くの投票を呼びかけておりますし、いずれにいたしましても、昨年度より、ぜいたくは言いません、昨年度より一つでも順位を上げられますように、引き続き努力してまいりますので、議員の皆様方もスマホ、パソコンをお持ちの方は、ぜひとも1日1アドレスにつき1票、投票していただけるようにお願いいたします。以上でございます。

 


 

◆真利一朗議員

 ありがとうございます。昨年のイヌナキンは駅立ちをしていたんですよね。


 そういうこともありますので、ぜひつげさんも駅立ちをして、何かアドレスを書いたものを配るとか、そういったこともひとつ手じゃないかなと思いますけれども。


 今日、特にうちの会派が一番早かったのか、このポスターを事務局から回ってきました。(パンフレットを見せる)こういったいいパンフレットも、これポスターなのかな、パンフレットなのかな、いただいておりますので、ぜひまた今後、ホームページ、広報だけじゃなしにいろんな方法で考えていただけたらと思います。


 あと、フェイスブックにはつげさんの私設応援団と称する方もたくさんいらっしゃいます。


 議員の中にも、私は自称つげさんの内臓よと言っている方もいらっしゃいますので、ぜひ一票でも多く獲得ができるように、今後もPRをしていっていただきたいというふうに思います。長い間ご清聴ありがとうございました。これで質問を終わります。