インフォメーション

2021-08-06 04:35:00

日々、収穫と出荷に追われております。

 

中々言葉を紡ぐことができず申し訳ありません。

 

先月、"糖質悪"を謳っておりましたが、極端な糖質制限にも気を付けましょう。

脳はブドウ糖を欲するようです。

目指すのは"腸和"です。

緩やかに依存を手放していきます。

 

 

 

話は代わりますが、

 

昔、好きな外国のミュージシャンのアルバムタイトルに「Automatic People is easy」という名が付けられていました。

 

自動的な人間は安易だ。

なにも考えないお気楽な人々、

騙されてることに気づかない、

自分が搾取していることにも気づかない、

 

とか、

そういう批判が込められていると思います。

 

当時の私としてはその意味をなんとなく察しはするものの、現実的には他人事の様に感じておりました。

 

というのも

家に引きこもるかプーか、

社会に出るかでないか、

最底辺の場所でもがいていたからです。

 

現在も最底辺ですが、、

社会の外ではなく、内にいるとは思います。

 

 

10数年経ち、

昔のアーティストの言葉の意味など忘れてしまっていましたが、

ふとその言葉が記憶から思い出されました。

 

 

農業開始から殆どの野菜はスーパーの直売コーナーに出していましたが、最近は有機野菜の支持者の方から買っていただく機会も増えてきました。

 

お金持ちと言うわけではないけれども食に関心があり、意思を持って支援する人がいたり、

マーケットで直接野菜を販売する機会があると、

形の悪い物や傷のある野菜を敢えて選んでいる人がいるのがわかります。

 

この"自動的ではない選択"によって、私は助けられています。

 

 

世界でオーガニックが流行るのは単に安全や環境意識だけではなく、

何か"別の力学"が働いているはずだ。

 

とずっと思っていたのですが、コレじゃないかと思うのです。

 

 

私も含め多くの人は慣習に従って自動的に行動することに慣れています。

そうすることが一番生きやすいのだから、それで良いのかもしれません。

でも一方で悪い状態を変えることができなかったり、

新しい環境の変化にいつまでも気づけなかったりします。

 

いつも日和見的で流されてしまう...

民主主義ではなく全体主義っぽい...

外国人、特に西洋人に劣等感を抱く...

グローバル社会に馴染めない気がする...

 

これらは"選択する意志の力"が無いからなのではないか?...

 

 

オーガニックな人々の多くは自らの意思で選び行動する、という意識があります。

 

この言葉を英語にすると

"ウィルパワー:will power"になります。

 

ウィルパワーが自分にも他の人達にも必要です。

今後ウィルパワー無しでは

私も生き残れないし、

日本も孤立して行く様に思います。

 

 

商業では変えられない世の中を変えるのは、

正解のわからない世の中を切り開くのは、

ウィルパワーです!

 

 

 

因みにウィルパワーを養うには血圧の乱高下は禁物です。

 

「糖質依存からの脱却」

「有機農業の夜明け」

「グローバル時代の潮流への適応」

「本当の民主化」

 

全ては同じ一つの流れです!?

 

 

 


2021-07-01 00:17:00

また野菜が安くなりました。

 

直売コーナーの野菜は30年経っても100円均一から逃れられません。

 

誰も何も言わないのに?農家は野菜を安く提供します。

 

「こんな自虐的な産業は農業だけだ!」嘆

 

 

かと言うとそうでなく、

 

日本経済全体の傾向らしいです。

 

日本の物価の安さは発展途上国並だとか。

 

 

 

何故、私は30年を失ってしまったのだろう?

 

自問自答します。

 

「己の失った30年と、社会の失われた30年は同じではないか?」

 

と考えてみます。

 

すると

「糖質が問題ではないか?」

という応えがどこからともなく浮かんでくるのです。

 

 

 

人が糖から得られるエネルギーは36ATP。

しかし精製された砂糖、果糖、穀物、アルコールから摂取できるエネルギーはたった2ATP。

 

ビタミンとミネラルとのバランスの崩れによって、最大18倍もエネルギーのロスが起こります。

 

これはミトコンドリアの不活性が原因です。

 

 

精製糖質依存状態だと人間は常にガス欠を起こすポンコツになってしまいます。

そして依存は中毒に陥ります。

 

これが慢性疲労の大きな理由の一つです。

 

 

30年間、私は社会は、慢性疲労の状態にあったのではないでしょうか?

 

"精製糖質はアヘン"

 

 

日本人に足りないのは"気力"です。

 

お金がなくても気力があれば、

活き活きと生きて行く事ができます。

 

世界を知り、学ぶ気力が湧いて、

新しいことをやる気力が湧いて、

子供を産み育てる気力が湧いて…

 

国が財政支出をしたところで、国民がアヘン中毒だったら役に立ちません。

そのお金は

精製糖メーカーと、医者と、薬剤会社に吸収されるだけです。

 

彼らが得た資金で政治が回り、

日本人は全体として、病んで老いていく。。

 

アヘンによって中国は100年以上失いました。

 

今度は私達の番です。

 

 

 

 

 

というのは考えすぎですが(ですよね?)、

 

糖質を有効に活かし、

活力を取り戻すのは、

 

ビタミンとミネラルであり、

全粒穀物と生鮮魚肉と果物、

 

そして野菜であり、

腸内細菌とミトコンドリア、

なのです!

 

 


2021-05-30 05:28:00

 

十代の頃から鬱のような気分がありました。

 

無気力で気だるい、

寝不足、朝起きられない、

体力がない、つかない、

深夜まで起きてる夜型の生活リズム、

甘いもの、パンをやたら食べる、

コーヒーやエナジードリンクを常飲、

若白髪、

頭が悪い、働かない、

鬱病の薬が効かない、

 

統合失調症等と思い何度か精神科に通った事もありましたが、よくわからない…

 

その正体がわかったかもしれません。

 

"副腎疲労と低血糖症"

 

オーガニックに関心ある方なら当たり前な知識なのかもしれませんが、私は初めて知りました。

 

"ストレスがあるとその状態を緩和するホルモンが副腎という臓器から産出される

酷使され続けると副腎は働かなくなり、

そのストレスを解消するのに体が糖分やカフェインを欲しがる

エネルギーを生むミトコンドリアも働かなくなるため、体力もなくなり体調が悪くなる。

やがて糖分に依存し、その状態は慢性化する"

です。

 

 

"砂糖が悪い"、"小麦が悪い"

等と言われている点の知識がやっと繋がった様な気がします。

 

健康を売る仕事をしている人間として面目ありません。

 

私自身、農業を始めて健康的になった部分もありますが、元の体質がその状態です。

忙しくなると労働時間は長くなり、

深夜残業が増え、

眠気覚ましとしてコーヒーとパンや甘いお菓子が手放せなくなり、

生活リズムは乱れていくばかりでした。

 

 

でも気の病等ではなく、病理としてあるということがわかりました。

 

きっかけはわかりませんが、食事とストレスが慢性の鬱や疲労感を作っている。

 

現代人の多くの人が経験している事ではないでしょうか?

 

自分の経験は多くの人の経験、

私の問題は社会の問題

 

というワケであらためて、

"糖質依存"から脱却します!(しましょう。)

 


2021-03-19 06:05:00

種取りは種苗会社の委託による商用としての種取りと、有機種子としてや自然農法のルールの中での種取りをしています。

 

やることが多いと、一つ一つの仕事への集中力が無くなってしまってあまり良くないのですが、現在これも一つの試みとして。

最終的には試みを絞らなければならないと思いつつ…。

 

 

色々試しながら、概ね土地に馴染んだ日本や長野県の在来品種をなるべく選んでいます。

種苗法の改正にあって、在来種は採種が禁止対象になりづらいと言うこともあります。

 

 

商売で優良な種を採るには化学肥料と農薬を使うことは断然有利です。

必須といっても良いほど、お金を儲けるにはそうしなければ成り立ち難い事が無農薬無化学肥料でやってみてわかります。

 

 

しかしその品種自体は化学肥料と農薬があるのが前提条件の品種となっていきます。

逆に言えば、無いと生き残ることができない種になっていきます。

それは「種の家畜化」です。

 

食物の種子、家畜、ペット、そして人間。

みんな同じ時代の潮流に従って生きております。

流れだからどうしてもその方向に行かざるをえません。

そういう大きい潮流に乗るからこそ、その中で適応できるという面があります。

 

しかし、潮流に乗っていると我々は段々自動的になり、個性を失っていきます。

生命としての無気力感が生まれます。

私は何故だか個性を失くすのが怖いです。

個性は生命力だと思います。

 

個性は捉え方が色々ありますが、広い視野で見ますと一つは日本というアイデンティティです。

 

西洋の植民地支配を逃れている国は歴史が残っています。

歴史があるということはアイデンティティを持っていると言うことです。

日本は辛うじて歴史を繋いでいます。

教育はまともに受けてませんが、辿る事は可能です。

だからヨーロッパの先進国同様にルーツを守る事には意味があります。

 

ヨーロッパにブランド力があって、日本にブランド力が無い様に感じるのはルーツを無視しているからだと思います。

 

家畜化した私達は個性を失って、自動的に統合されていく。

ルーツを持っていれば、そういう時の生きる力に成りうるのではないかと考えました。

 

だから「脱家畜化」です。

 

日本の土に馴染んだ種を残す事はルーツを認識して、アイデンティティを取り戻す為の所作なのです。

 

 


2021-02-16 06:32:00

自然の野菜は肥料を使わない野菜です。

自然農法とか自然栽培と言われる農業です。(トラクターは使います)

無肥料で育った野菜から種を採り更新する事で、種が本来持っている自力を引き出します。

 

始めて5年経ちましたが、

何度も失敗して未だに安定した生産はできてません。

 

何でそんなわざわざ苦労する必要があるのか、意味がわからないと思います。

私もあまりわからないでやってましたが(苦)、段々と時代に合ってその意味性が見えてきている様に感じたので、試みの一つとして上げたいと思います。

 

 

自分が考える自然農の意味は

一、種子の確保

二、免疫の獲得

三、思想

があります。

 

 

一つ目の種子の確保、

 

日本で栽培されている野菜の種は殆ど外国産です。

日本ではコストが高く、気候も梅雨時と重なる為、外国の方が生産しやすいそうです。

そして生産は外国の大手企業に委託するのが通常だと言います。

 

そのような状態だと、去年の様な緊急事態に供給がストップする可能性があります。

また種の値段は近年高騰しています。

化学肥料も外国産、野菜を作るコストは上がっていきます。

 

種子の生産を外国や一企業に依存しない、

化学肥料に依存しない、

多様な在来種を残す、

これらは課題になるものです。

 

 

二つ目は免疫の獲得、

 

赤ちゃんは物を口に入れます。

ばっちぃですが、もしかしたらその行動はバイ菌を取り込んで免疫力を強めているのかもしれません。

人類が魚や猿の時代に、土を舐める習性が今も残っていると考えることもできます。

 

私達をコントロールする腸内細菌は、外の情報を取り入れたがっています。

外部にある情報を取り入れ、

栄養なら吸収し、

有用な微生物は仲間にし、

毒物や敵に対しては免疫を作る。

 

"お腹のヒト"達も外界の情勢に適合しなければなりません。

引きこもってばかりはいられないのです。

 

化学物質の蔓延する社会に適応するなら、農薬のついた野菜を食べる事も必要かもしれません。

ウイルス社会に適応するなら、

"自然の野菜を食べるべし"です。

 

 

三つ目、思想、生き方

 

「科学に依存してきた自分は

今さら野生に戻る事は避けたい」

 

次元の低い私の、俗物としての思想があります。

 

生きる事がより安全に、快適に発展していくのはそれで良いのだと思っていますが、一方で

"生きられない"

という予感が強まっていく。

 

私は引きこもりの時に「厳しい現実を生き残ることが出来ない」

と思っていました。

 

科学の恩恵無くして、

物質的豊かさ無くして、

自分という種は生き残る事ができない

 

他人の事はわかりませんが、

科学や外国に食物を依存した社会では

未来を生きられないという思想

集合的無意識の所で産んでいるのではないかと私は思います。

 

引きこもりと少子化とアポトーシスは同じ現象なのではないか?

子孫を残さないのは"種"としての自殺です。

 

淘汰されるのは自然の理とは言え、

何故生きてるのか」がわかりません。

 

依存なく自力で育つ野菜を食べている世界が仮に成立するなら、

生きる意思を取り戻せるかもしれないと思うのです。

 

 

自然農は有機農業の考えをより先鋭化した農業かなと思います。

 

生産性等を踏まえSDGs時代に適するのが有機農業。

自然農はグローバルAI農業に対するカウンター農業

です。


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...