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せいゆう丸釣行記

2019-10-14 03:26:00

台風19号に被害を被った東海・関東・甲信・東北のほとんどのお方達には 「想定外」 の威力だったに違いないでしょう。

 

この欄で何度も書いてますが人間の想像力なんて全然大したことなくて、衛星情報やレーダー情報やスパコン予想が発達した現代においても、自動車が水没して溺死したりマンションの1階部分が水没して溺死したりと、 「あらかじめ高い場所に逃げれば良いものを」 と、亡くなった方には気の毒だけどそう思いますがね。

 

 

 

ヤフーニュースを開く度に死者行方不明者の犠牲者の数がコロコロ変わっているので、未だに被害の全体像が見えてないのでありましょう。

 

どこぞの老人の施設では200人余の入所者が救出されてたけど、一歩間違えたら全員溺死ということも有り得た訳だから、死と隣り合わせの本当に紙一重の救出劇だったのかも知れませんねえ。

 

 

 

一方、ラグビーワールドカップでは日本がスコットランドを破って実力がまぐれでないことを証明してくれたようだが、海外のメディアからは日本人の 「リスペクト=尊敬」 の日本文化を褒め称える声が上がっているみたいです。

 

 

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相手のことを思いやり尊敬して称え合う精神や、 「公」 を重んじて人に迷惑をかけないといった、日本人なら極く当たり前のことが、海外では驚愕の形容で紹介されてるらしいよ。

 

ということは、日本人には人として世界に誇れる文化や思想がきちんと備わっていることになりますが、おそらく明治後半から昭和初期にかけての過ちが原因なんでしょうが、自分を含めてほとんどの日本人がどこか世界に対してうつむきがちで自虐的な感情を持っているのは実に不幸なことでなんですねえ。

 

ところが滑稽なことに、その過ちの時代の歴史の実態を日本人のほぼ誰もが知らないという、実にいびつで 「どうやら海外で悪いことをしたらしい」 という抽象的なイメージしか持ち合わせてないのが現実なんだろうと思います。

 

 

 

事実、大正に生まれて青年期に終戦を迎えた御年93歳の親父殿に 「なんで日本は無謀な侵略戦争を起こしたのかな?」 と聞いても明確な答えを得ることは出来ない。

 

辛かったことや死ぬ目に何度も遭遇したことは明確に覚えておられるけど、どうしてそんな目に遭ったかのかは本当に知らされてなかったみたいだ。

 

 

 

そんな訳で、自分は海外から日本の文化や日本人の精神の質の高さを礼讃されればされるほど、 「なんでそんな質の高い日本人が侵略戦争を起こし、今だに近隣諸国から ”謝れ・謝れ” と蔑まれるのか」 との素朴な疑問を持つようになりまして、台風や荒天で出来た暇な時間を利用してあれこれ調べているところであります。

 

明日から、とりあえず 「大日本帝国憲法」 とはなんぞや? というところから始めてみることにしますわ。

 

 

 

朝夕めっきり涼しくなって、整備のお仕事がはかどる絶好の季節になってまいりましたので、今日は橋の下の天然ドックにせいゆう丸を移動して、干潮時にゴロリとさせて船のお腹をゴシゴシお掃除いたします。