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せいゆう丸釣行記

2019-10-10 03:00:00

10月1日から消費税率が8%から10%に引き上げられましたが、最近税率引き上げに便乗した値上げが特に飲食店で良く見られます。

 

 

 

外食をほとんどしない自分が偉そうなことは言えないけれど、身近なところではラーメンマンの朝ラーが440円から480円に9%の値上げ。

 

和みうどんのたぬきうどんが290円から340円に17%の値上げ。

 

お弁当のマロの日替わり弁当の南蛮丼が400円から440円に10%の値上げと、概ね1割も便乗値上げしてるようです。

 

まあ、商品価格は提供者の自由だから文句を言う必要はないけど、 「へー!あそこはそんなことするんだ?」 てな印象を消費者に与えてしまうのを覚悟の上でやってるかどうかは分かりませんが、消費者は間違いなく心の中に深く記憶するものであります。

 

 

 

特に意味不明な理由で値上げした場合は 「二度と来るものか!」 ということになりますが、自分的に端的な例がえびの市の村田しいたけ農園のマイタケ。

 

最近行かなくなったので現状の値段がどうなってるか知りませんが、もう随分前のお知り合いの情報によると、マスコミに取り上げられて大幅な出荷増となったので値上げしたらしく、その話を聞いただけで足が完全に遠のきましたがね。(笑)

 

「さもしい」 結局この一言に尽きると思いまして、なぜ企業努力で価格を維持しようとしないのか自分には不思議でならない。

 

原材料が何らかの影響で高騰したとか、より良い商品を提供するために人材育成するためとか、正当な理由があっての値上げなら消費者も 「そうだわね」 と納得すると思うけど、手前勝手な理由なら消費者はあっという間に離れてしまいますわな。

 

そして更に怖いのは、値上げしたことによって客足が遠のいてしまい、結果経営的に苦しくなり元の価格に戻して客を呼び戻そうと値下げしたくても、それが出来ないジレンマに陥ることでありましょう。

 

なぜなら、値上げの理由が 「実は嘘だった」 と、あっさりバレてしまうからなんですねえ。

 

 

 

消費税増税のタイミングに 「皆で値上げすれば怖くない」 てな調子でにわか組合を作って談合して一斉に値上げした業界もあるようだが、果たして消費者が値上げの大義に納得するかどうか、非常に興味があるところであります。

 

ジャブジャブお金が自動的に入って経済的に何の心配もない幸せなお方なら気にも留めないお話なんだろうが、年金だけが頼りの爺っちゃま達や、子育て世代のサラリーのお父さん達はそもそも小遣い銭が多くはないので、値上げの情報には特に敏感にならざるを得ないと思いますけどねえ。

 

商売は売り手と買い手の信頼関係で成り立ってる訳だが、それは売り手と買い手が直接顔を合わせる合わせないに関わらず心のつながりで成立すると思ってますが、信頼関係を構築するには相当な時間がかかるものの、崩れる時は一瞬であることを肝に銘じておなないといけないでしょうなあ。

 

 

 

自分的に 「凄いなあ!」 と思ってる企業が”コスモス薬品”。

 

最近流行りの何とかペイとか、ポイントとか一切関係無く扱うのは現金のみ。

 

そして価格が全くブレない、そして安い。

 

さらに凄いのはアルコール類とか日用品とか、10月1日から消費税が2%上がった商品の価格が据え置かれているところでありまして、結局増税分を自社で被っていることになりますわな。

 

社是が 「純情」 らしいから、なるほどねえと納得してしまいますが、自分は半額ハンティングで買えない商品のほぼ全てをコスモス薬品で調達しております。

 

安定して安い商品を末永く提供していきたいというこの会社のポリシーには、絶対学ぶべきものがあると思いますわよ。

 

 

 

さあて 「この機を逃してなるものか!」 と便乗値上げされた 「さもしい」 お方達は、この 「純情」 という美しい言葉の前でどんなお顔が出来るか見てみたいものだねえ。(笑)

 

 

 

ところで心配だった台風19号は九州直撃はまぬがれたけど、関東にまっしぐらに向かっているようです。

 

台風15号で被害を受けたお家はさらに深いダメージを受けるかも知れないけど、とりあえず命だけは捨てないようにして欲しいものですなあ。

 

台風が去ってもしばらく北東からの風(青北)が吹き続けるみたいなので、これから10日先までお休みが続きそうですわ。

 

いよいよせいゆう丸廃業の日が来るかも知れませんねえ、(笑)