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せいゆう丸釣行記

2019-04-17 03:58:00

沖に出れば出るほど強くなる思いに 「海は出てみないと分からん」 ということがありまして、スマホで何でも情報が瞬時に手に入るこの時代に、相も変わらず海だけは行ってみなくちゃ何も分からないのであります。

 

経験の浅いお方ほど 「〇〇なハズだ」 的に予想めいたことをおっしゃりがちなんですが、そこには根拠の欠片も無くただ単に 「そうあって欲しい」 という希望的観測に基づいたご発言でありまして、特にカンパチという何故か人気の高いお魚に関しては 「おかしいなあ?今頃カンパチは釣れるはずなのに、何で今年は全く釣れないの?」 てな話題を良く耳にします。

 

でもね、カンパチさんにはカンパチさんなりの都合というものがあって、 「この時期内海沿岸に必ず姿を現しますよ!」 的な約束を釣り師と取り交わしている訳では無いでしょうし、そもそも彼らは広い広い海の中を生存するために餌を求めて必死に泳ぎ回ってるのだから、 「居るハズだ」 は絶対に有り得ないのであります。

 

 

 

また、潮の流れを予測することは絶対に不可能でありまして、とにかく出てみて 「ああ、そうなんだ」 と知らされるだけなんですな。

 

たまに 「船長!今日の潮はどっちに流れるでしょうか?」 と港でお尋ねになられる船長さんがいらっしゃいますが、 「それが分かれば毎日苦労せんで済むわい!このボケ!」 と心の中で叫ぶことがありますがね。(笑)

 

 

 

ということで昨日も沖に出てみましたが、波も無く風も無くで予定通り沖のアジの巣床に行ってみることにしました。

 

 

約1時間かけて沖のアジの巣床に到着し祈るような思いで探索すると、居ました居ました、ボワリとした魚影が映ってたので思わずデッキの皆さんに手で大きく丸をして、お魚が居ることを伝えました。

 

ところがサバが多く、途中で喰い上げて邪魔をするのでなかなかアジの数が出ませんでしたが、それでも一晩のお刺身を楽しめる程度には釣れてくれましたわ。

 

 

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でもこうしてみますと、流れ藻が漂う日は割りと喰いが出ますがね。

 

昨日もあちらこちらに流れ藻が漂ってましたが、その時は必ず上り潮に転じるので暖かい新鮮な海水が入ってきて、お魚さんの活性が上がるのかも知れませんねえ。

 

そろそろ上向いてきたのかもなあ。

 

 

 

今日は九州の南岸を低気圧が通過するので、波・風とも出てきますのでお休みにしました。

 

かあちゃん共々両親を綾に連れて行き、彼らが大好きな照葉樹林の若葉の萌えを見せに行ってみますわ。