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せいゆう丸釣行記

2019-02-13 02:16:00

3日連続して堀切峠からの観察で出港を決めねばならないことになり少々辟易しているけど、楽しみにされてるお方のことを考えるとそうも言っておられないので、昨日も水平線辺りが白み始める午前6時半頃に堀切峠から目を凝らして海況を観察したけど、本当なら前日の西風でベターっとした状態になってるはずなんだけど、夜のうちに豊後水道からボワっと吹いてくる北風による波がどんぶらこっこ押し寄せておりました。

 

 

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この図面は来週の月曜日の風の向きと強さを表したスパコンによる予想図にチョイと手を加えたものなんですが、黒く線を描いてるように豊後水道と大阪湾出口と伊勢湾出口の3箇所から、オバケのようにボワリと北風が塊のように吹き出しているのが分かりますが、いかにも北から圧縮された空気が狭くなった水道から噴出されるような感じが見て取れると思います。

 

最近このパターンが多くて、夜のうちに北風が豊後水道から吹き出して波を起こし、朝にはその波が日向灘に到達しているケースが良く見受けられます。

 

そして日が昇るとそれまで無風だったのが北風に変わって、もうそうなると海面は白波状態になり非常に危険な状況に陥ることになるのですわ。

 

 

 

昨日の朝も同じような状況だったのに加え、はたはた君の船長さんが初陣だったのを考慮して堀切峠から中止の連絡となったのですが、本来なら前日に中止の決断すれば無駄な動きをさせることなかったけど、2週連続初陣の出鼻をくじかれるのは気の毒との温情が優ってしまい、そんな中途半端なことになっちまったんだわ。

 

昨日のように北からの波に北風が重なると想像を絶する尖った波が押し寄せて船の行く手を阻むから危ないのでありますが、初出航の日にわざわざそんな日を選ばなくても良いから、また次回の凪ぎの日に思いっきり遊べると良いよね。

 

 

 

そんなことで、せいゆう丸も沖行きを中止して帰宅し、テレビの国会中継を聞きながら確定申告の最後の事務処理を終えましたが、我が国のリーダーである安倍さんが 「民主党政権のあの悪夢の時代に戻るわけにはいかないのです。」 と自信満々におっしゃってたようだが、確かに訳のわからん鳩山さんやイラ菅の時代が褒めらたものではなかったものの、そんなに今の時代が威張れるほど良くなったのだろうか?

 

安倍さんがおっしゃるにはGDPも上がった、失業率が下がり、長年行われなかったベースアップもここ数年続いていると、自らの政策を自画自賛されてたけど、そんな話を聞かされると 「俺がそんな良い時代を築いてやったんだ! お前ら少しは感謝しろ!」 と言われているような気がしてならないですがね。

 

少し謙虚さをもってお話になられれば受け取る印象も違ってくるのだろうが、どうもこのお方は言葉だけは丁寧なのかも知れないが、中身が威張りと欺瞞に満ちてるように感じてるのは自分だけだろうか?

 

自分の意に沿わない人間を排除し続けてきた結果、周りは彼を忖度する連中ばかりになって、しかも最も悪いことは本来法律にのっとって中立の立場を貫き粛々と仕事を進めるべき事務方の官僚までもが、忖度の意思が働いてなのか法律を捻じ曲げてあれこれ問題を起こし始めた最近の状況は、景気云々の前にこの国が非常に深刻な状態となりつつあると思うべきでしょうなあ。

 

もっとゆっくりで良いから論議を尽くして合意の上で物事を決めて行けば良いものを、安倍さんの時代にどれだけの法案を強行突破で強引に決めたことか。

 

ごく一部の人間が好景気とやらで恩恵を授かって裕福になってありがたいと思ってるかも知れないが、力でねじ伏せて物事を決めて行く今の政治のあり方に、ほとんどの国民がこの国の将来を憂えてると思いますが、いかがなものでしょうかねえ。

 

 

 

 

さてと、今のお外は雨音がしてますが、予報によると夜明け頃には雨は上がるみたいなので、今日もまた堀切峠から観察して海が穏やかな表情してたら、チョイと沖に出てみましょうか。

 

今日も国民の義務である夕方の晩酌目指して、お刺身を捕まえに行くとしましょうかね。(笑)