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せいゆう丸釣行記

2018-12-04 03:30:00

毎日スパコン予想の天気予報を確認してますが、日替わりでガラリと予想が変わり、明日から向こう10日間は沖に出られない感じですわ。

 

今日は予報が少し良い方に変わり、幸いにも大丈夫そうなので沖に出てみますが、さあてどうなりますことやら。

 

 

 

昨日は雨模様だったのでほとんど仕事出来ずにキャビンのベッドの上でゆっくりとお休みを楽しんでましたが、お仕事していらっしゃる皆さんが概ね気が重いであろう月曜日にお休み出来るのは、ちょっぴり優越感に浸れるものですがね。

 

毎朝、時間的に5時半から放送される生島ヒロシの 「おはよう一直線」 を楽しみに聞いてますが、月曜日のゲストの森永卓郎さんのお話が大好きで、このお方の基本的にせこくてドケチなところが尊敬出来るからなんですが、特に老後を明るく楽しく過ごすためのお話は随分参考になりますねえ。

 

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森永卓郎さんは獨協大学の経済学部教授をなさっておられるから経済学者になるのでしょうが、この方の 「せこくてドケチ」 は異次元のようで、ウィキペディアで調べてみると 「月曜日から金曜日のの平日を東京都内の事務所に寝泊まりし、週末のみ自宅へ帰る生活を続けているが、自炊で週1000円の食費で豪華な食事を実践しているという。具体的には月曜日の午後8時に決まってスーパーに出向き、半額処分品だけで1週間分の食料をまとめ買いする。また、メニューは事前に考えない。安く買える物だけをまとめ買いし、帰宅後テーブルに並べ、その際に1週間分の献立を考える。これをさらに、献立に従って小分けし冷蔵・冷凍庫へ保存する。これで豪華な食事ができ、月の食費を4000円に抑えることができるとしている。」 らしい。

 

「これって、今の自分の世界とほとんど同じではないか!」 と少し誇らしさまで湧いてきますが、ミニカーやフィギュアなどのコレクターとしても有名ですが、埼玉県の所沢市に博物館を開いていることもよく知られております。

 

 

 

この方の著書である 「ビンボーだけど楽しい定年後」 を最近買って読んでみましたが、その内容にますます共感出来ましたなあ。

 

老後を楽しく明るく過ごすにはお金の使い方を考え尽くすことに尽きると説いておりまして、老後は 「稼ぐ」 ことを考える前に 「使わない」 ことを真剣に考えるべきとも言っておられる。

 

今までの時代の感覚からしますと 「稼げない=負け犬」 なんでしょうが、労働人口が激減していくこれからの時代にもうそんな古びた感覚は通用しませんで、年金の財源を支えてくれる若い世代がどんどん減っていくわけだから受給額が減り続けることは明白でありまして、現役世代だった頃の豊かな生活を維持していこうなんて考えてたら、それこそ人生の最後になって路頭に迷い悲劇的結末を迎えてしまうかも知れないのです。

 

 

 

そもそも 「富裕」 とか 「裕福」 と言った言葉に問題があると自分は思ってますが、お金があれば福が得られるものと一般大衆に勘違いさせる悪語であると承知してます。

 

高級料理店で食べたい物をたらふく食べて、ブランド品や宝石を身に付けて、プライベートジェット機やヨットを所有し、リゾート地にいくつもの別荘を持つ (あれれ!これってゴーンさんのことか?) 的なことが夢だと所望するのであれば、それは大人の成熟した幸せ感で無く、徳の欠片も無い不毛な考えだと思って差し支えないでしょう。

 

 

 

翻って 「使わない」 には、人としての徳の深さに由来する無償の奉仕の心が自然と湧き出るようになるものと、自分は信じております。

 

使わなければ得る必要が無くなるから必要以上に稼ぐ必要が無くなり、結果としてギスギスとしたお金にまつわる環境に身を置く必要がなくて済むから、もし困っておられる人がいれば自然に心豊かに優しく接してあげられるだろうし、応援もしてあげられる。

 

「足るを知る」 と 「我が身の丈を知る」 という言葉をしっかり学ぶことが出来さえすれば、残りの人生を結構明るく楽しく過ごせるのではないでしょうかねえ。

 

 

 

と言うことで、我が家の生活の基礎である半額ハンティングをしながら、そろそろ内海に出立しましょうか。