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せいゆう丸釣行記

2018-08-13 03:29:00

昨日の朝も内海に向かい堀切峠から日向灘を観察すると、南東方向からウネリが来てた上、ピッチが短く尖った風波があらゆる方向から押し寄せていたので、かなり悪い海況と判断出来ました。

 

遠い所にある台風から発生するウネリの場合、波長が50~100mにもなるから、波高が2mだったとしても波と感じないことがありますが、風波がついていたら話は別でありまして絶対近づかないことにしております。

 

スパコン予想を見てみると、今までと違って海上で東寄りの風が微妙に強くなって来てますので、多分今日も波の高さの数字以上に波が立つだろうと判断して、昨日早々に中止にしました。

 

悪いことに台風15号が発生してこちらにまっしぐらに向かって来ているから、少なくともお盆の間はじっとしていたほうが良さそうだわ。

 

さらにその先も低気圧が次々に発生しては通過していく予想も出てるから、合間に出られる日があるかも程度になりそうです。

 

 

 

という訳で、昨日はお船で朝ごはん作って食べてたのですが、突然土砂降りの雨が来たかと思うとピタリとやんで、あっという間にピーカン照りとなって気温がぐんぐん上昇し、湿度99パーセントだったらしいがとてもじゃないが整備などできっこないと諦め、2台のGPSを自宅に持ち帰ってデータの移し替えすることに。

 

 

 

今年は自宅ではエアコンを入れっ放しの文化的生活を営むことが出来てますが、思い起こせばサラリーから離脱した頃は経済的理由でエアコンをほとんど動かさず、業務用のドデカイ扇風機をベランダに設置して室内に風を送って過ごしていたものですが、よくも耐えられたものだとかあちゃんと最近笑い話にしてますが、この5年間自分を随分追い込んで来たものだと思う。

 

極貧生活に身を慣らすのにかなり時間はかかったけど、今ではおかげで色々なお方からお土産なる施しを貰えるし、買い物は半額品しか買わないような生活が定着したら、やたらお金を使わずに結構楽しい人生が歩めるようになりましたわ。

 

要は長年のサラリー生活で身に付いてしもたプライドなる贅肉をいかに早く取り除くことが出来るかどうかだけの問題なんでして、追い込んで上手く取り除けたら見える景色が全く違って来ましたがね。

 

 

ということで、昨日は手持ちの6台目のGPSにせいゆう丸のデータをそっくり移す作業を、エアコンの効いた涼しい自宅でピコピコやっておりました。

 

長年お船をやってると古いながらもGPSが増えるものでして、倉庫の中にバックアップ用のボタン電池が古くなってデータが消失した1台があったので、昨日はそれのボタン電池を交換し、せいゆう丸のGPSのデータを出来るだけ忠実に移す作業をしてました。

 

テレビを点けてはいるけど、GPSの2個のリモコンを両手に持ってカーソルを移動させてマークや目的地をプロットする忙しい作業なものだからテレビの内容はほとんど頭に残らず、テレビのリモコンをパチパチ触ることはありませんでしたね。

 

暇な時にテレビを見ていると内容が面白くないとやたらリモコンをパチパチするものだから 「やめなさい!」 とかあちゃんに怒られてしまうけど、仕事しながらだと番組切り替えないので、かあちゃんも安心してミシン掛けをしておりました。

 

 

 

昨日は1日かけて3分の1位のデータを移すことが出来ましたが、当面お休みが続きそうなので朝のうちに整備・修理して暑くなったら帰宅してデータ入力の仕事になりそうです。

 

そんな作業をしていたら、ふとあることを思い出したので、チョイとご紹介。

 

 

 

先日レンタル艇で釣りをして帰ってこられたお方とお話をしてて気が付き納得したのですが、その日そのお方はせいゆう丸の近くでも釣り糸垂れておられたけど、どうにも理解しがたい場所にお船を着けておられたので不思議に思い聞いてみたら、 「以前釣れた場所なもので・・・」 とのお返事でした。

 

つまり特定の場所でお魚が釣れると思っていらっしゃったみたいで、自分が日々お魚の習性をきちんと説明してこなかった事に反省した次第であります。

 

 

 

お魚は基本的にというか間違いなく潮の上流側を向いて泳いでおります。

 

アジの場合周り全体が砂地で、その中にポコっと出た小岩に集まる習性がありまして、その岩を背にして潮が流れて来る方向に向かって泳いでおります。

 

理由は分かりませんがとにかくそんなお魚なんですが、潮が速ければ速いほどより上流側に分布するし、しかも大型のアジは最先端の部分に居るようです。

 

逆に潮が緩くなると次第に小岩に近づくようになり、止まると小岩の真上に集まってきて最後は分散してどこかに行ってしまうことになります。

 

ですから自分が探索している時は魚探とGPSとを見比べながらじっくり観察し、魚種と密度と群れの規模と潮の方向と潮の速さなどの情報を瞬時に得ることが出来て、頭の中のGPSの画面上に分布図を作るのですわ。

 

自分は毎日見ているからいつの間にそれが出来るようになったけど、魚の付き具合で潮がどの方向から流れてきているかを察知して、その上流側にお船を着けることが出来るようになると、随分釣果は上がると思いますわよ。

 

一番良いのは自分のお船の真横にピタリと着けられるようになることで、それで結構釣れるようになると思いますが、間違っても小岩や瀬の裏側にお船を着けたりしないほうが良いです。

 

だってそこにはお魚は1匹たりとも居ませんから。

 

 

 

今日は盆の入りですが、夕方義父があの世から帰ってくるので、義母宅で迎え火してお迎えすることにしますわね。