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せいゆう丸釣行記
昨日はおふくろの85歳の誕生日で、親宅でお祝いしてました。
年齢が年齢だけに体力低下の関係でお布団を外で干すことがめっきり少なくなったので、布団乾燥機をプレゼントしたらたいそう喜んでくれてた。
元々お料理をすごくまめにしてきたおふくろですが、最近老人特有の病気もあってめっきりしなくなったけど、こればっかりは仕方ないのであります。
でもこうしてお祝いができるのは幸せなことだと感謝している次第です。
さてと、昨日真の水深のお話をしましたが、潮の流れでかなり変化することは忘れてはなりません。
天秤や仕掛けや道糸が受ける水の抵抗はかなりあるものでして、潮の速さが1ノット(時速1.8km)ともなると100号の錘でも真横に流れるくらい流されて、水深30mの場所でも40m以上の数字が出ることもありますよ。
要するに自然というのは刻一刻変化するのだから、その変化を体で感じてそれに合わせていくのが大事なんだよな。
自分はしたことないから分かりませんが、スマホゲームみたいなので遊んで育って来られたお方には、まったくもって分からない世界かも知れませんねえ。
ところで根魚以外の、アジでもイサキでも大概のお魚の傾向として、前ほど上ほど大きい傾向があるのをご存知だろうか?
前とは岩礁の水平方向の上流側のことを指してますが、潮の流れが適度にあるとお魚は岩礁を背にして潮に向かって泳いでおりまして、その群れの先端ほどデカイお魚が泳いでて、アジ子のような小さくてすぐに喰われちゃうお魚は岩礁にすぐに逃げ込まないと危ないので、岩の近くに居るようです。
また立体的には上の層にデカイお魚がおりまして、海底付近ほど小さなお魚が多い傾向にあります。
でも潮の変化で状況は刻一刻と変化しますが、経験的に概ねその傾向は間違いないと思います。
ですから自分はお船をポイントに着けるときには敢えて群れの最先端よりさらに上流側に位置取りし、喰わなければロープを少しずつ出して釣れる場所を見つけますけど、天秤を底から6~7m上げた棚で釣れたとしたら、もう少し上げてみるとさらに大きなお魚が喰うと思いますがね。
底に近いほどデカイお魚が居ると信じてるお方が意外に多いのですが、底に仕掛けが近いとカサゴか地球しか釣れないから、そんな時は思い切って10m位上げても良いかもよ。
最近アジが黒潮に乗って来たからなのか割と釣れるようになりましたが、お魚が 「増えた減った」 のバロメーターとして自分のお船の釣果以外に、プレジャーボートのお方の釣果でも結構的確に判断できますねえ。
たまにしか出てこられないプレジャーボートは、その船長さんが知ってる数少ない決まった場所でしか釣りをされませんが、そこで数匹でも釣れたとなるとお魚が増えたと判断できます。
漁師のように釣るのが当たり前なプロの情報より、たまにしか出て来られない下手っぴなお方の情報のほうが重要なこともあるのですわ。
ですから海の上に居るときには目を凝らして他のボートの位置を確認し、特に休日にはプレジャーボートの船長さん達に釣果を聞くことにしてますが、 「へー?、あそこでそれだけ釣れたら随分お魚が増えたんだ。」 と判断し記憶しておき、平日に時間があればその辺りを探索するようにしております。
最近は潟でそれなりに釣れるし西風が強い日が多いので、敢えて遠出したり流浪の旅したりしませんが、あれほど不振を極めた潟で釣れてくれると凄く楽だし、皆さんもゆっくりと釣りを楽しめるみたいだからありがたい状況が続いてくれてます。
それでもいつかは釣れなくなるはずだから、その時に備えて情報だけは毎日仕入れておかないといけませんねえ。