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せいゆう丸釣行記
久しぶりに気合が入った大雨と風ですなあ。
昨日橋の下の天然ドックで修理・整備してましたが、昼前から東からの強い風と雨がやって来て、さすがに作業どころでなくなっちまった。
今年九州南部が梅雨入りしたのは6月6日だったけど、それから2週間程安定したお天気がの日が続いたことになりまして、多分これからはその期間を取り戻すべく思いっきり雨の日ばかりになるでしょうなあ。
残念だけど今月の漁は終わったかも知れないね。
雨に濡れてまでお魚釣る必要ないから、梅雨明けまで暫くお休みが続くことになるでしょうが、でもひょとしてどこかで曇りで凪ぎの日があれば沖に出ることがあるかもね。
ところで先日レンタルボートのレッスンしてて気が付いたのですが、イカリを打ってピシャリと目的地にお船を着けることを皆さん相当難しいのだとお思いのことなんだね。
「いえいえ、そんなことありませんよ。」 と言って差し上げたいが、その通り正直言ってかなり難しいですねえ。
マキ・シャカの世界では、スパンカーを立てず流すだけの釣法をドテラ流しと言うそうだが、ただ潮や風に任せて流しながらの釣りだからこれといった技術的な要素はなさそうで、過去に釣れたポイントに行って船を漂わせてマキマキ・シャカシャカしてれば、ジグやタイラバやサビキに根魚やイサキやアジなどが餌無しで適当に食いついてくる寸法なんだそうだ。
まあ船の免許持ってれば誰でもすぐに出来る釣りで、餌が要らないから臭いが嫌いなファブリーズ世代のお兄ちゃん達が好む釣り方らしいが、その一方で同じマキ・シャカでもスパンカーを使ってのコアなジギングは、相当な操船技術と経験を必要とするらしく、知り合いでマキ・シャカ達人のJUNちゃんがこのあいだ小難しい装置を装着してボートの向きや流れをコントロールして操船しながら釣りをする話を聞かせてくれたが、分野が全然違うからなんのことやらさっぱり分からんかったが、それでも奥の深さを十分に感じることが出来ましたわ。
その装置を活用するとイカリを打たずにお船を一定の場所に留めることもできるそうだが、餌釣りの場合はそれこそ長時間イカリでピタリと目的の場所に留まる必要があるからイカリ打ちは必需でして、餌釣りの釣果はイカリ打ちの技術でほぼ決まると言っても過言ではないのです。
で、問題はどこにどうやってイカリを打てば良いかと言うことですが、簡単に言えばエンジンの推力を止めてお船が自然に流れて行く方向の180度反対方向のおよそ50m先が、イカリを打つポイントということになります。
実はこれでも完璧ではなく、イカリのロープが海中で複雑に受ける抵抗で徐々にポイントを外れることもしばしばであります。
でもそんなイカリを打つ練習をする前に、最初はポイントに正確にお船を着けることから始めないといけないね。
水深が浅い沖磯でのイサキ釣りなどでは、撒き餌の効果でワラワラお魚が集まって来てくれるので、そこまで神経質にならなくても多少ポイントがずれてても関係なく釣れることがあるけど、アジ釣りをする場合はそうはいかない。
群れが小さな場合、群れから5~10mズレただけでも釣れなくなることがあるから、船の位置取りには神経を使わざるを得ません。
ですからまずは目的のポイントの真上に、的確且つ速やかにお船を持ってくる操船技術が求められるのであります。
それで練習方法なんですが、他のお船の航行の邪魔にならない所で適当にGPS上にマークを打って、そこに確実に戻って来られるかやってみると良いよ。
でも、意外とこれが難しいのだわ。
GPSとコンパスをにらめっこしながらハンドルと、シフトとスロットルのレバーを操ってマークの場所に戻らなきゃいけないのですが、最初は誰でもクルクル回って訳が分からなくなり、どんどんマークから離れて行ってしまうのが当たり前なんですなあ。
気が済むまで練習すると良いよと言ってるのは実はこの事でして、これに自信が付くと何かつっかえが取れたように頭の中がスッキリするみたいだよ。
しばらくは雨や荒天で沖に出られないだろうから、この欄ではイカリ打ちの技術について解説する機会が多くなるでしょうねえ。
さてと、365つり具えさ店ですが開業から10年にわたって24時間営業を続けられきたそうですが、5月から夏場の平日は午後8時から午前4時までは休店することにしたそうな。
親子3人でよくもまあ24時間営業を10年間も続けてきたものだとつくづく感心するけど、冬場のメジナのシーズンについては今後考えるそうですが、少なくとも夏場はそうするそうです。
ですから餌の溶かしの予約等のお電話は午後8時までによろしくお願いしますとのことでしたよ。
今日は今からお船に異常がないか点検しに内海に向かって、その後自分が唯一技術料を支払わねばならない散髪に行きますわ。
技術料の支払いなので何となく気が進まないけど、最近忙しかったので凄いボサボサ頭になってしまったので仕方ないのであります。
スキンヘッドにする勇気もないから、行かないといかんわなあ。