桜香ストーリー

子供のころ
東京のおばさんからもらったお菓子は、綺麗な缶に入り、ひとつひとつ丁寧に
包装されていたのが、別世界を感じさせてくれ、子供心にワクワクドキドキさせてくれました
そっと戸棚へ隠し、いつか食べようと、考えるのが楽しかった子供のころ
自分がメルヘンの世界へ入り込んで、想像する、一人遊びだった気がします

中学生のころ
お菓子作りに興味を持ったのは、引っ越した家にガスオーブンがあったことでした
でも家には、お菓子に使える道具や材料は無く、なかなかうまくいきませんでした
中学三年生ころには、フライパン一つでできるクッキーやクレープ、シュークリームを
作っては、内緒で学校へ持って行き友達と楽しみました

高校生のころ
夏休みにアルバイトをし、お菓子道具を少しずつ買い集めるようになりました
ナショナルのハンドミキサーを7000円で買ったのが一番大きな買い物でした
はかりや金属へら ガラスボールなど、その頃の道具は今も大切の持っています
この頃には、パウンドケーキ、スポンジケーキにトライしはじめ、
マドレーヌなどもよく作っていました
普段はきびしい父でしたが、お菓子作りに嫌な顔ひとつせず、
失敗した私のケーキを喜んでたべてくれたことが、今となってはとても感謝しています

結婚
二十歳で結婚、まもなく子どもが生まれ、しばらくはお休みしていました
子どもがおやつを食べる頃に復活、特大の蒸しパンやクッキーなど作るようになりました
子供たちが帰ってきて”がおやつなに?”ってドーム型の蓋をあけると
ニコって笑う笑顔や口に頬張る時の姿を見ると嬉しくなり
また励みになって、次何つくろうかと考えるのが楽しくなりました

ホームベーカリー
料理関係にはうとい夫が、なぜかホームベーカリーを買ってきました
自分でやるつもりでしたが、説明書を読んで終わり
買ってきちゃたなら、せっかくあるからと、私がやることに
しばらく焼き立てパンを楽しんでいました

転機
大切なオーブンレンジが壊れ、しばらくは、蒸しパンやクレープなど
またフライパンひとつのお菓子作りは続きました
まもなく、ホームベーカリーのことがあったからか、
夫がガスオーブンをプレゼントしてくれました
こんどはシフォンなど高さがあるものも焼けることになり
心ウキウキとした気持ちになったのは、高校生以来でしょうか

パンにチャレンジ
ホームベーカリーで生地だけ捏ねて、オーブンでパンが焼けることを知り
少しパン作りに興味を持ち始めた頃、友人が
粉を変えると味が変わるよと教えてくれ、そうなんだと軽い気持ちで
2種類の粉をスーパーから買ってきました
確かに、香りも食感も味も変わり、もっといろいろ試したくなりました
そこで夫にネットで取り寄せてもらい、いろいろ試してみました
道具もいろいろあるのを知り、毎月買い求めていました
あるとき、これは!と思う粉に出会いました
毎日食べても飽きずにまた食べたくくなると思わせる粉で
これにブレンドする粉をみつけ、配合も変えながらほぼ毎日パン作りをしていました

サークル
毎日作ると、当然家族では食べきれず、親兄弟やご近所へ
また友人宅へ持って行く日が続きました
そんなある日、友達の何人かから売って欲しいと言われるようになりました
しばらくは「自家製パンを楽しむ会」というサークルでひっそりとやっていました
毎日、気温や湿度で発酵に変化があり、パン生地を赤ちゃんに触れるような気持ちで、
喜んでくれる会員さんの笑顔を思い浮かべながら作っていました
最初6人でスタートしたのですが、4ヶ月目に100人を超えてしまい
この後どうなるのだろうかと考えていると
夫が自分の事務所を改装して、お店にしようかと提案しれくれました
こじんまりとした暖かさを感じるお店を想像しながら
家族と友人で、お店作りをし
2007年10月5日オープンしました