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お知らせ

2017-12-20 04:15:00

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平均寿命・健康寿命という言葉をよく耳にすると思いますが、平均後家年数といわれると女性の方はドキッとする方も多いのではないでしょうか?

後家とは、夫と死別した女性を意味する言葉で、平均寿命を見ても分かるように、多くの場合、男性が先に亡くなるため、連れ合いを亡くした女性が「おひとり様」となるケースが増えています。

結婚し子供ができて、精一杯働き、やっと子供たちを独り立ちさせた。孫もでき安心して定年を迎える。

さあやっとこれから・・・夫婦で老後を楽しもうと思って、セカンドライフに夢を描いている・・・。これが一般的な夫婦の生き方だろうと思います。

しかし、夫婦であればいずれどちらかが先に亡くなります。残されたほうはその後の人生を独りで生きていくことになります。統計的に考えると「いずれどちらか」とは夫であることが多く、妻は夫を見送った後の期間を独りで生きていくことになります。

 

ここから統計上のデータを用いて平均的な、皆さんの後家年数を考えてみましょう。

平成25年の厚生労働省の国民生活基礎調査のアンケート結果を基に算出したものによると男女別の平均寿命・健康寿命は次のグラフの通りとなっております。

平均寿命・健康寿命データ


【統計からみた後家年数】 

上のグラフからも分かるように、後家年数を割り出すにはまず男女の平均寿命の差を知ることが必要です。

〔男女の平均寿命の差〕 86.61歳-80.21歳=6.40歳

この期間は女性が「おひとり様」として生きていく期間となります。

夫婦が同年なら特に数値の加減は不必要ですが、年上の夫と結婚されている場合はこの期間に夫との年齢差「X」を加える必要があります。

夫との年齢差(X)が3歳なら  6.40歳+3=9.40歳ということになり9年以上は女性おひとり様の期間ということになります。

 

【どのような「おひとり様」生活が待っているか】

仮に、夫婦とも平均寿命で亡くなると仮定し、夫婦の年齢差(X)が3歳であった場合、お二人の老後は下記のようなシミュレーションが成立します。

平均寿命シミュレーション

女性おひとり様の9年間は何らかの介護を必要としながら生きる9年間になるのです。

女性のほうが長生きの為、後家となるのは妻の宿命と言わざるを得ません。

いずれ訪れるその日の為に、気力・体力があるうちに、自分に何が必要なのかを考え、できることから準備をしていきましょう。

執筆者 荒木ゆかり

1961年生まれ
終活ライフケアプランナー
エンディングノート書き方セミナー講師
看護教員(准看護学校 教務主任を経験)
看護師(唐津赤十字病院 病棟師長を経験)
ケアマネージャー

准看護学校の教務主任や看護師として約30年間勤務。
多くの看護学生の教育にあたるとともに、看護師時代約250名の看取りに寄り添った経験から終活の大切さを痛感。
培った「死生観」を含めもっと多くの人たちに終活の重要性を伝えたい、と終活ライフケアプランナーの資格を取得。
老親の介護をしながら、家族を思う心に優しく寄り添うことを理念とし「さくら美添」として活動している。 

出典先http://oyanokaigo.jp/archives/250