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指定なし
2018-01-12 18:10:40
2017-04-09 03:30:45
ぺんぺん草の畑にて
2017-03-19 06:16:06

3月18日

酒田の「農村通信」社長、佐藤豊さんが調布を来訪。

つつじヶ丘のEさんの畑を訪ねた。

私はここで研修中だった吉田さんに出会い、それが新規就農者を取材するきっかけとなった。

もうすぐ畑ではなくなってしまう畑は、なぜかぺんぺん草が満開。

その隙間に、取り残したリーフレタスや菜花、ネギなどが生えていて、もったいないからどんどん摘んだ。

聞けば都会の真ん中の畑にも、獣害はあるという。
「ハクビシン、タヌキは、豆を食べて莢だけ残していく。ヒヨドリ、ムクドリは白菜を突く」
カラスの巣を撤去すると、ヒヨとムクの雛を襲われ機会が減るので、食害は増えるという。

「昔は食べなかった、ほうれん草まで食べるんだよね」と遠藤さん。
シュウ酸のエグミの少ないマイルドなサラダほうれん草は、野鳥にもご馳走らしい。

品種改良が「食べないでー」と叫んでるほうれん草の遺伝子を消した代わりに、食害が増える。
植物は逃げられない。人間は昔から自分たちに都合の良い品種ばかり残してきた。今は作り変えることもできる。

人間にとって美味いものは、野鳥にとっても美味い。
完全無欠な品種などない。

調布の市民農園に応募したら、84人の順番待ち。
Eさんの父や祖父は、少しずつ農地を買って増やしてきたので、点在しているという。

一方佐藤さんが暮らす庄内では、作り手のいない農地が増えている。

都会人は農地がほしい。地方は人がほしい。

互いにないものねだりなのかもしれない。

地方で生きられる力がほしい。居場所はふたつあった方がいい。

瀕死の甘夏
2017-03-19 05:53:53

3月9日、南伊豆町の猟師黒田利貴男さんを訪ねた。

シカの食害のために工作放棄されたミカン畑を散策。

シカの背丈の届く葉と樹皮は、悉く食い尽くされ「ディアライン」と呼ばれる摂食線が素人目にもくっきり。

足元はまるで強力な除草剤を撒いたかのように、すっきり。緑色の葉はほぼ見当たらず、シカが食べないカヤだけが立ち枯れていた。

それでも甘夏は、実をつけていた。

「これ、けっこう甘いんだ」

と黒田さん。手ずから渡された実をポケットに入れて持ち帰った。

家に帰り、剥いてみると確かに皮が硬い。
だけど果実は、しっかり甘く、苦味は少なかった。

植物は、寒さから実を守るために甘くなる。
そして、虫や鳥を寄せつけぬために苦くなる。

黒田さんは「あと数年で枯れてしまうだろう」といっていた。
それだけにグッとくる甘さだった。
あの光景を目にしたものだけが感じる。味わいなのだと思う。

2017-03-19 05:40:03
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