コンサート情報

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決して短くない123年という年月。
その時を経て母国をとりもどすのに、どれほどのエネルギーが注がれただろう。
母国が奪われるということ、想像してみても現実味が湧かない。
ポーランド独立100年といっても、私たちには遠い国のことかもしれない。
ぴんとこない、かもしれない。
けれどその歴史に思いを馳せることにこそ、意味があると信じたい。
そして音楽には、国境はないし、遠い近いもない。

独立記念日。そのちょうど100年にあたる日の昨日、母国ポーランドとそこで生まれた音楽への思いを、イグナツは福岡の新聞記者さんに熱く熱く語っていました。…約3時間。私は傍観しながらも、これがまさに100年を超えて国を、文化を、復活させたポーランド人の誇りと情熱に通じるんだろうなとひそかに感動していました。

イグナツ・リシェツキ ピアノリサイタル(福岡)まで1週間になりました。
来週、19日月曜日の夜7時からです。
よかったら、あいれふにいらしてください。
聴いてもらえること、ただそれだけが、演奏家がいちばん望んでいることです。
メインはショパンのバラード全曲。ピアノ好きにもそうでない人にもたまらない名曲です。
そして、かなりマニアックな方なら知ってるかも知れないパレステルという作曲家。
今でいうポーランドのペンデレツキくらい当時は人気の作曲家だったらしいのですが、国の検閲でその名も作品も葬られたそう。
パレステルピアノソナタ作品の初演もあります。
ホールには、小学生から入れます。

明日の西日本新聞にインタビュー記事が掲載される予定です。