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2018.08.06 (Mon)  09:00

介護の現実

 健康寿命が延びるのは喜ばしいことですが、介護が必要な状態になった場合、当人はもちろん、負担の多くはご家族にのしかかってきます。しかも、介護の負担は精神的・肉体的なものだけではありません。いまや介護を必要とする人は620万人。介護は9割以上の方が不安を感じたことのある事実なのです。

 介護をする人と介護を受ける人、それぞれに行った調査によると、「日常生活の悩みやストレスがある」と答えた人の割合が68%と高い水準にのぼり、介護をする側の人で「ストレスがある」と回答した方における悩みやストレスの原因のトップは「家族の病気や介護」が7割以上を占め、次いで「自分の病気や介護」が3割近くとなっており、介護がご家族に与える負担はかなり大きいことがうかがえます。

 平成27年では介護を理由に転職した人は22.2%、離職した人は16.7%にものぼります。収入の減少はまだしも完全に途絶えてしまえば、介護時の金銭的な負担はおろか、お子さまの進学断念など、家族の将来にまで迷惑をかけてしまう可能性もあります。介護の最後の砦ともいえる特別養護老人ホームも、厚生労働省の発表では申込希望者が30万人に達しています。この数字は高齢化の加速にともない、今後も増加すると予想されています。十分な介護資金がないとご自宅での重労働を伴う介護の原因となり、ご家族にも大きな負担や迷惑をかけてしまう可能性を含んでいるのです。

 医療保険やがん保険に加入していても、介護の場合は補償対象外です。もしもあなたが要介護状態になった場合はどうしますか?実際に介護している方からは、「経済的に余裕があって病院や施設に入ることができたら状況は大きく違っていたかもしれない」という言葉がよく聞かれます。

 介護の負担への「備え」が必要になってきます。