プロフィール

工房を開くまで、そして今・・・

 

20代~30代まで世界を放浪しながら、「自分には何が出来るのだろう?」「人間にとって大切なものはなんだろう?」と時々考えていました。ベトナムで知り合ったお医者さんに感銘し手助けしたいと思うが、注意欠陥症を自認する私には医療の仕事は危なすぎると断念。その後、北アフリカの土獏で1人の老人が畑を作っているのを見て、どんなところでも食べるものを作る人間のすごさと、そこで育つ野菜の生命力に感動。「人間にとって一番大切なのは食べること」と悟り、その時から農業をやりたいと思うようになりました。しかし、欲望の方が上回っていて、その後も数年間旅の生活を続け、三芳村に移住したのはそれから10年後でした。

 

2006年に東京の中野から三芳村(現在は南房総市)に移住。

 

移住して早速20アールの広大な畑で無農薬・無化学肥料で野菜を作りはじめましたが、毎日毎日雑草との戦いで、肝心の野菜作りはなかなか進まず。収穫できてもスーパーで売られている野菜と同じものとは思えないほどの不器量なものばかり。味は良いのですが、出荷できるようなものではなく、農業の難しさを思い知りました。しかし、肥料もやらず雑草に埋もれながらも育ってくれる野菜に感動したり、野菜の花や雑草の花が美しいことに驚いたり、見たこともない不思議な虫に目を奪われたりと、農業は心を豊かにしてくれます。

 

そんな余裕もあって、以前から興味を持っていたスペインタイルの絵付けを今なら出来ると思い、東京にあるスペインタイルアート工房の教室に通い始めました。スペインタイルの絵付けの面白さにすぐにはまりましたが、線や形のちょとした歪みや色のはみ出しが「駄作」とはならずに「いい味」となるところが何より気に入りました。学生時には美術を専攻しながら、その後美術への興味を失っていたのですが、スペインタイルの「適当さ」が自分の気質に合い、好きなデザインと色で創作活動をしたいと思うようになりました。

 

2012年にバレンシアの教室で短期居候しながらの絵付け体験はとても実りの多いものでした。翌年には東京の教室を卒業し、現在も専門コースで勉強中です。

 

2014年7月に絵付け工房リベーラを開業。

 

午前中は畑仕事をし、午後から工房で絵付け作業をしています。