粉体塗装とは その3
*低VOC塗料とは,塗料中に含有するVOCである有機溶剤が少ない塗料のこと
塗料の選定
国や自治体などはグリーン購入の一環として、製品や塗装について塗料中のVOC
含有率の基準を設け、低VOC塗料の使用を求めています。

■粉体塗料
粉体塗料は100%固形分の塗料で,VOC排出量はゼロ。もしくは,限りなくゼロに近い
塗料です。
VOC排出量削減策として,世界中で最も注目されている。
■ノンソル・ハイブリッド系塗料
ノンソル・ハイソリッド系塗料は,塗装時の固形分が従来の塗料に比べ20%程度高くなって
いる塗料ですが,VOC排出量は比較的多い。
■水性系塗料
水で希釈可能な塗料の総称で,種類によっては有機溶剤を1~40%程度含むものがある。
従来の溶剤系塗料に比べると有機溶剤ははるかに少量ですが,VOC排出量は多い。
水性処理設備は設備自体の費用と,そのランニングコストも非常に高くなります。
| 塗料の種類 | VOC含有量 | 塗装方法 | 環境配慮度 | デメリット |
粉 体 塗 料 | 0~0.5%以下 | 静電 | ◎ | 超大型の塗装物への塗装が難しい。ゆず肌。 |
| 水 性 系 塗 料 | 7%以下 | 刷毛・ローラー・吹付けなど | 〇 | 塗膜物性が劣る。高コスト |
| ノンソル系塗料 | 1%以下 | コテ・ヘラ・レーキなど | △ | PRTR法対策品。 |
| ハイブリッド系塗料 | 30%以下 | 吹付け・静電 | ×~△ | VOC排出量が多い。 |
| 溶剤系塗料 | 30~60%以下 | 刷毛・ローラー・吹付けなど | ×~△ | VOC排出量が非常に多く、環境に配慮しているとはいえない。 |
粉体塗料が環境にやさしい理由
VOC排出量が極めて少ない。
・シックハウス症候群などの原因であるホルムアルデヒドの放散が無い。
・食料品の加工機械にも粉体塗料は使用されている。
Co2(二酸化炭素)排出量が少ない。
・10000㎡に塗装した場合,溶剤フッ素樹脂塗装を粉体塗装に変えると,
杉の木1536本分のCo2削減になる。
