ひとこま ・・・今月の園だよりから



チューリップぐみ(3歳児)9月 

セミの声がやたらににぎやかだった夏がとうとう終わろうとしています。昔から、夏の終わりは、いつもなんとも言えず寂しく感じます。夏休みの終わりを感じるせいかな?ツクツクボーシの鳴き声なんかが聞こえたりするとかなり辛い。長い休みの後、子どもたちと出会うと、少し大きくなったようなたくましくなったような、微妙な距離感もあって、少し不思議な感じがします。そして、みんながそれぞれに表情や自分自身の言葉で、さまざまなできごとを表現してくれた時、何だかとても嬉しく感じます。でも、なんやかんや言っても当たり前の日常、何げない会話、やりとりをする事、そしてそれができることが何よりも、幸せで大切なことなのでしょうね。いろんな場面で、大人はまず自分がリラックスした状態を作ることが大切。そんな時は、子どもたちもいろんなお話をしてくれます。美味しかったアイスの話、新幹線の中で食べたお弁当のグリンピースとコーンが美味しかった話(そこ?)、おばあちゃんが笑いすぎて歯が抜けた話、お家にお金がいっぱいある話等。これからの時期もますます子どもたちとの何気ないおしゃべり、触れ合いを大切にできればと思います。

チューリップの部屋では、れいちゃんにもらった鈴虫が朝に夕に綺麗な鳴き声を響かせてくれています。秋を感じさせる鳴き声の美しさとは裏腹に、ケースの中にたくさんいる見た感じは、大人には評判がよろしくないです。でも、子どもたちはいろんなクラスから集まってきては、しばしば何人もがケースに顔を近づけて、興味津々ギラギラとした目付きで鈴虫さん達に見入っています。好きな子にはたまらないみたい、一匹一匹に名前をつけ始めた子どもまでいました。部屋に入り込んできたトンボもいつも結構な人気者になります。

夏の間、暑い時期ペスタでは例によってプール遊びがほとんどメインとなりました。とりあえず思いっきり楽しむことを目指していくわけですが、日々の流れの中で、それぞれに大胆になりたくましくなって行く様子は、なかなかみんなカッコ良くて迫力のあるものでした。顔をつけたり、泳いで見せたり、戦いを挑んできたり、ホースで顔に水をぶっかけてもへっちゃらだったり、後半の方には、子ども用のバケツに水を入れては、頭から水をかぶるのを、みんなが順番に見せてくれたりして、それはなかなか凄かったです。どんどんどんどん、子ども達からの“見て、見て“がいっぱい増えていって、その後の自信に満ちた表情は最高でした。また、ずっと一緒に過ごしていたヒヨコさんの存在もとても大きかったように思います。自分達より少し年下のお友だちと触れ合う事で、お世話をしてみたり、カッコをつけてみたり、ちょっとホッとしたり、余裕が出たり、時にはイジワルしてみたり、その結果として、みんながちょっぴりお兄ちゃんお姉ちゃんになれたように思います。

9月も、もうしばらくヒヨコさんとの関わりを持ちながら、心と体をいっぱいに弾ませて遊んでいければと思います。あっ、そうそう、みんなで植えて育てたちょっと小ぶりのスイカ、めっちゃ甘くて美味しくみんなでいただきました。