Q&A

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院長がみなさまからの質問に回答します。
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厳選して回答させていただきます。

 

 

1. 急に食欲がでてとまらない。どうして?

2. 生理のたびにひどい痛みが 病気なのでは?

3. 高齢出産をしたい 気をつけることは?

4. 2種類ある子宮がん検査。体がん検査も必要ですか?

5. やる気が起きず夫の世話をするのもいや!

6. ダイエットで便秘に お腹も出てきました

7. セックス時に出血が なんの病気ですか?

8. 下半身が冷えます 対策を教えて

 

 

Q1.急に食欲がでてとまらない。どうして?

急に食欲がでてとまらない。どうして?
最近、すごく食欲がでて太ってきました。自分で食欲が抑えきれません。いままでは、甘いものを食べても、すぐに太ることはありませんでしたが、ちょっとケーキを食べればすぐ体重が増えます。幸せ太りと笑っていられないくらいです。体質が変わったのでしょうか。
(狛江市・40歳・主婦)

 

A: 40代は基礎代謝が低下し太りやすくなる時期です

小さな子供がいる場合、1日の運動量が多くなりますが、子供の成長に伴って、体を動かさなくなります。また、40歳ころは、ちょうど基礎代謝(体を維持するエネルギー量)が落ちてくる時期です。必要なエネルギーが少なくなる一方で、いままでと同じように食べていれば太ってしまうのは当然。まず、エネルギー過多になりやすい油っこい食品をとりすぎていないか、食生活を見直してみましょう。また、若い時期とは違い40歳ころからは体力は維持しなければ落ちていくので、趣味をかねて、軽い運動なども始めてみてはどうでしょう。

 

 

 

Q2.生理のたびにひどい痛みが 病気なのでは?

以前、生理は軽いほうで、痛みはそんなにひどくありませんでした。
ところが、30代で結婚してから生理のたびに、強い痛みでを感じています。
脂汗をかいて動けなくなることもあるくらいです。ときには、足の先までしびれるような痛みもあり、なにか病気ではないか心配です。
(埼玉県・32歳・団体勤務)

 

A: 痛みがだんだん強く変化していくときは、受診を

結婚などで、環境が変わったためにホルモンのバランスが変化して、月経困難症が起きることがあります。
単なる月経困難症なら、市販の鎮痛剤などでも効果があります。
もし、鎮痛剤を服用しても効きが悪く、出血がだんだん多く、痛みも強くなっていくようなら子宮内膜症を疑ってみる必要があります。
子宮の内膜は、通常なら女性ホルモンの働きで、生理のたびにきれいに剥がれ落ち、それが月経となります。
そうして内膜は再びつくられます。ところが内膜と類似した組織が卵巣など子宮以外にでき、生理のたびに増殖して痛みを起すのが子宮内膜症です。
子宮内膜に似た組織が、卵巣内にでき、出血を繰り返せばチョコレート嚢胞という袋状の組織ができます。
それは卵管を癒着させたりして、不妊の原因になることがあります。
なぜ、子宮内膜と類似した組織が子宮以外にできるのかは、まだはっきりしていません。
ただ30代には大変発病が多い病気であり、不妊にもつながりやすいので、セックスの時に痛みを感じる、
冷房でお腹が痛むなど、いままでと違った痛みを感じるような場合は、受診をおすすめします。
検査は、最終的にお腹に小さな孔を開けて腹腔鏡を行うこともありますが、たいていは内診、超音波検診、血液検査により診断はつきます。

 

 

 

Q3.高齢出産をしたい 気をつけることは?

遅い結婚をしました。夫も私も子供が好きなので、これから出産したいと思っています。
もう30代の後半で、これから出産をするとなると高齢出産になりますから、少し不安になっています。高齢出産をするときに、なにか気をつけておいたほうがいいことはありますか。
(千葉県・38歳・主婦)

 

A: 基礎体温表をつけて 排卵リズムを確かめて

最近は、35歳以上の出産でも当たり前のように行われています。
仕事を続けていたり、遅い結婚をしたりと、事情はさまざまですが、高齢出産する人は多くなっているのが実態です。
高齢でも、自然に妊娠するのであれば、お産そのものはそう問題にはならないでしょう。
妊娠中毒症などになりやすい側面もありますが、医療技術も進歩していますから、医師の定期検診をきちんと受け、食事や生活に注意していけば、出産の時期が40代になっても無事出産できるでしょう。
しかし、同じように出産しても、30代と40代では体力の消耗の仕方が歴然と違います。
20代では、産後すぐ体力が回復しますが、遅い出産ではそうはいきません。
ですから、これから出産するなら、フィットネスなどを習慣化して体力を落とさないように準備しておきましょう。
また高齢になればなるほど、妊娠そのものがしずらくなります。まず薬局で婦人体温計を購入し、基礎体温をつけて、自分の排卵リズムを確かめてみましょう。毎日一定の時間(朝起きた時がベスト)に体温をつけグラフが高温期と低温期の二層に分かれていれば、その境目が排卵日です。
そして、不妊は子づくりをして2年目からといいますが、1年たたなくても基礎体温がおかしい時には、
基礎体温表を持参して早めに婦人科を受診し、相談・治療することをおすすめします。

 

 

 

Q4. 2種類ある子宮がん検査。体がん検査も必要ですか?

子宮がんの検査には、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があると聞きました。
私の住む地域のがん検診には、体がんの検査は項目になく、いままでやったことがありません。役所に電話して体がんの検査も受けたいといいましたら、自費になるといわれました。自費を使ってでも受けておいた方がいいでしょうか。
(千葉県・46歳・主婦)

 

A: 45歳すぎれば受けたほうが安心です

市町村の子宮がん検査は、子宮の入り口にできる頸がんを対象にしていて、子宮のなかにできる体がん検査は、不正出血があるなど、必要性がある場合にのみ、行われるのが一般的です。
人間ドックなどでも体がん検査は、選択できるようにオプションになっていることが多いようです。
体がん検査がなぜあまり重要視されず2次的に扱われるかといいいますと、
頸がんにくらべて発症率が低いこと、頸がんの検査をきちんと受けていれば体部(子宮のなか)にがんができたときにもある程度はわかるからです。
それに検査をする時には子宮のなかをこすって細胞を取り出します。場合によっては出血が3日くらい続くことがあり、受ける側に負担がかかることも理由のひとつです。
しかし45歳以上の方であれば事情が違ってきます。年代が上がると発症する危険がより高くなってくるからです。
それに頸がんと体がんの割合は9対1と、頸がんが圧倒的だったのが、最近は8対2を超える勢いです。
45歳をすぎた方であれば検診は受けておかれるにこしたことはないと思います。
検査時の負担も、40代後半でお産経験のある方なら、さほど抵抗がなく受けられるでしょう。
また、閉経後は検査をしなくていいと思われがちですが、これは間違いです。
閉経後でもがん発症の危険は変わらずあります。検査は定期的に受けてほしいですね。

 

 

 

Q5. やる気が起きず夫の世話をするのもいや!

息子の結婚がきっかけで、眠れない日が続いています。結婚式が終わったころから、なにをするのもおっくうでやる気が起きません。
夫の世話をしたり、食事を作るのもいやで仕方ないのです。友人は更年期ではないかといいますが、こんなことが更年期なのですか。
(東京都・52歳・主婦)

 

A: ご夫妻でカウンセリングを受けてみて

お子さんの結婚など、家族の生活が変わることは、家庭を守ってきた奥様にとって影響が大きいことです。
そんな生活の変化がきっかけで、更年期のうつ症状が現れることがあります。
まわりの人のために懸命に尽くしてきた方が、急に尽くす人がいなくなり、寂しさや疎外感を感じることから始まるのです。
うつ症状の治療法には、漢方薬、ホルモン療法、抗うつ剤などがあります。
重症なときには、精神科領域の治療も必要になりますが、軽いときには睡眠剤でぐっすり眠ったというだけで改善したり、漢方薬で元気になったということもあります。
その人に合った治療法が可能ですから、まずはカウンセリングを受けてみることをおすすめします。また、うつ症状はご主人との関係でよくも悪くもなります。
子宮を摘出してそれを気にしていた奥様が、ご主人とゆっくり話し合ったことで、ふさいだ気持ちを持ち直した例もあります。 ですから、いまの気持ちをご主人に率直に話してみてください。
お子さんが独立されて、これからはご主人との生活の始まりです。これを機におふたりの会話が深まれば、よい結果につながるはずです。

 

 

 

Q6. ダイエットで便秘に お腹も出てきました

最近、急にお腹がぽっこり出てきました。へこまそうとダイエットしてみたら、排便が2~3日に1回しかなくなりました。
お腹も出てきた気がします。なにか病気ではないか気がかりです。お腹は痛くありませんが、少し排便があっても、すっきりせずいつも不快を感じています。
(横浜市・39歳・会社員)

 

A: 食べなければ便秘になることもあります

ダイエットで食事制限したことがきっかけで、便秘になることはあります。少量しか食べなければ、たまる便の量も少なくなります。
すると腸が刺激されず、もよおさなくなるので便秘になるのです。
お腹の出てきた原因が便秘かどうかはっきりしませんが、ダイエットで筋肉を減らしてしまうと、もう一度太ったときには脂肪がつきやすくなるので、内臓に脂肪がついてきたということも考えられます。
婦人科の病気としては、筋腫などができてお腹を圧迫したために出っ張ってくることもありますが、
その場合は、ほかに月経が重くなったなどの徴候が出てきますから、お話の限りでは、便秘の張りでしょう。
まず、ダイエットで不規則になった食生活を整えましょう。食事の量を普通に戻して、水分、食物繊維を充分にとり、 脂ものは避けるなどして太りにくい内容に変えれば、むしろ体重は増えないはずです。
苦しいなら、便秘薬を用いるのも方法です。
その場合は、朝、マイルドにお通じがあるよう自分で量を調節できるタイプがおすすめです。

 

 

 

Q7. セックス時に出血が なんの病気ですか?

セックスのあとに出血しました。セックス自体で傷ついたとは考えられません。
痛みはなく、量もそんなに多くはありませんが、それから時々、出血することがあり、がんかもしれないと不安です。
出血があるのはがんですか。出血するほかの病気はありますか。どうすればいいかも教えて下さい。
(千葉県・32歳・主婦)

 

A: 30代では良性のポリープやびらんでも出血します

30代前半でも、子宮がん(とくに子宮頸がん)になることがあります。
しかし、30代前半の発症は少数で、むしろ子宮頸管ポリープや子宮膣部びらんといった病気で出血することがよくあります。
頸管といういのは、子宮と膣のちょうど境目の部分。そこに良性のポリープができるのが子宮頸管ポリープです。
子宮頸管ポリープは、主に頸管の炎症が原因してできるもので、ポリープが大きくなるとセックス時に刺激されて出血したり、普段でも少量の不正出血をしたりします。
おりものが多くなるのも特徴です。もし、子宮頸管ポリープであれば、婦人科を受診すれば診断は難しくなく、その場で摘出することも可能です。
良性のものですから、それ以上の心配はありません。
子宮頸部びらんというのは、子宮と膣の境目の粘膜が赤むけている状態で、妊娠・出産を経験した30代は、びらんがあって普通です。
ですから、病的な状態ではないのですが、人によってはびらんがひどく、性交時に不正出血するような場合もあるのです。
子宮頸部びらんとはっきりしていれば、びらん部分は年とともに自然に子宮頸管のなかに入り、
むき出しでなくなりますから、そのままにしておいても差し支えありません。
しかし、出血量が多いなど、支障がある時には、治療が必要になります。
治療法には、膣坐薬やドライアイスの仕組みでびらん面を固める冷凍凝固法、レーザー治療などがあります。 いずれにしても、がんでもびらんができ、出血するといったように類似した症状が出ます。
40代なら、びらんがあればがんの疑いが濃厚になるといっていいくらいです。 30代はまだ、子宮頸管ポリープや良性のびらんなど、ほかの病気の可能性も高いのですが、安易に自己判断せずに、出血があったときは一度必ず検診を受けるようにしましょう 。

 

 

 

Q8. 下半身が冷えます 対策を教えて

体がとても冷える体質です。20代からそうでしたが、最近はとくに下半身が冷えます。
冬になると寝るときに足が冷えて眠れません。いっそ靴下をはきたくなるくらい。実際はいてみたのですが、それでも温まりません。
体の冷えは万病のもとといいます。病気になる前に、よい解消法はありませんか。
(宇都宮市・48歳・主婦)

 

A: 筋肉をつける軽い運動をすると効果的です

体が冷えるのは、血管の末端が縮んで血液がすみずみまでゆき渡らなくなっているからです。
もともと血管が細く体質的に冷える人もいますが、多くはストレスなどによって自律神経が乱れて冷えが起きます。
また、アトピー性皮膚炎がある人は、悪化すると体が冷え、かゆみというより冷えで眠れなくなったりすることもあります。
年齢的には、更年期が原因していることも考えられますね。
体の変調が激しい40代、50代は、自律神経が乱れやすく、顔はほてっているのに下半身がひどく冷えたりします。
下半身が冷えるのは 、脂肪がついているため。脂肪が多く筋肉が少ないので、心臓に戻ろうとする血液を押し出すことができずにいるのです。
ムキムキの筋肉質になる必要はありませんが、血行をよくするには、ある程度の筋肉も必要です。
そこで冷え対策としては、寝る前にストレッチ体操などをするのがおすすめです。
軽めでいいので毎日続けると、血管も開き、筋肉もついて、体が温まってきます。
食べ物では、生野菜、香辛料、アルコール、砂糖などは体を冷やすので控えめにしましょう。
熱をつくり出すためには少量でも肉を毎食とるようにするといいでしょう。肉の脂身はいけませんが、赤身の肉は体を温めてくれます。 また、ひどい冷えでは、薬局や病院で漢方薬を処方してもらうのも選択肢のひとつです。
漢方薬は、体を温めながら、乱れた自律神経も整えてくれます。