KEIBOKUブログ

 

 

そろそろ梅雨入りでしょうか。

雨の日が多くなってきましたね。

でも、暖房も冷房もいらずに過ごせるこの時期はとても貴重なので、この時間を堪能したいと思う今日この頃です。

 

さて先日、KEIBOKUに体験でお越しくださった小学生の男の子の保護者の方から、嬉しいお言葉をいただきました。

「子どもがすごく楽しかったと報告してくれました」と笑顔で伝えてくださり、さらに「これからできるだけ長く書道を続けてほしいと思っています」とも話してくださいました。

 

その言葉を聞いて、思わず「KEIBOKUでは男子でも中学、高校、大学、そして就職後も続けている人がたくさんいますよ」とお伝えしました。

 

書道というと、「小学生までの習い事?」という印象をお持ちの方も多いかもしれません。

でもKEIBOKUには、中高生や大学生、さらには社会人になってからも通い続けている方が多くいらっしゃいます。

特に高校生たちは、部活や勉強との両立をしながら、限られた時間をうまくやりくりして通ってくれています。

 

そんな高校生の一人と話をしていて、私はつい「部活が終わったあとに急いで帰ってくるのって、大変じゃない?」と聞いたのですが、すると彼は、「友達にも『書道に行くから』って言って急いで帰ってきてるんです」と、さらっと答えてくれました。

 

私がさらに「友達、びっくりしてるんじゃない?」と聞くと、「最初は『え、書道?』って言われましたけど、今では応援してくれてます」と、笑顔で話してくれました。

 

高校生になると、周囲の友人との関係や時間の使い方も大きく変わってきます。

そんな中でも、自分の意思で「書道を続けたい」と選び、日々の生活の中に取り入れてくれていることに、私は心から嬉しさを感じました。

 

また、別の高校生からは「授業中に板書した字を見た友達に『めちゃくちゃ字がきれい!』って驚かれた」というエピソードも聞きました。

本人は特に丁寧に書いたつもりはなかったそうですが、周囲の反応に驚いたそうです。

書道の技術が自然と日常の中で活きており、それが本人の自信につながっている様子に、私たちとしてもとても誇らしい気持ちになりました。

 

こうして書道が生活の一部として根付き、長く続けられる習い事になっていることを目の当たりにするたびに、あらためてこの教室を続けてきてよかったと感じます。

 

書道は、単に「字をきれいにするため」の習い事ではありません。

集中力や表現力、そして自分と向き合う時間を得られる、貴重な学びの場です。

これからお子様が書道を始められるという方々にも、ぜひ「長い目で見る」という視点を持っていただけたらと思います。

日々の積み重ねが、いずれ人生のどこかで思わぬ形で実を結ぶこともあるのです。

そんな可能性に満ちた書道の世界を、ぜひ一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

さて、以前よりお知らせしておりました「KEIBOKU書道作品展 in シンガポール」は、準備が着々と進んでおります。

いよいよ来月には、シンガポールでの作品展が盛りだくさんの内容で開催されます。

ご参加いただく皆さんと一緒に、全力で楽しんできたいと思っています!

 

7月のKEIBOKUブログはお休みさせていただき、

また帰国後、展覧会での出来事をご報告したいと考えていますのでよろしくお願いいたします。

 

 

2025.6.1

平賀敬子

 

  

 


   

 

 

 

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