治療に用いる「鍼」は直径0.16~0.30㎜の非常に細い使い捨てで、刺入しても痛みを感じることはほとんどなく、むしろ心地よいものです。
使い捨て鍼を使用します。ポキッと折れずにしなるように作られています。注射針とは違い、組織を傷つけないために尖端が丸くなっています。
米粒半分くらいにひねったもぐさをツボに据えて線香で火をつけます。燃えきったらその上に次ぎのもぐさを置いて、また火をつける。もぐさが燃え尽きるまでを一壮(いっそう)といい、3~5壮ほど据えます。
間接灸です。温熱とよもぎエッセンシャルオイルがツボにじんわり浸透します。
乾燥させたヨモギの葉を細かく砕き何度もふるいにかけると、葉・茎が除かれ葉の裏の白い毛ー毛茸が残る。それをあつめたものが「もぐさ」になります。
直接灸で使います。
減圧した吸玉をすばやく皮膚に乗せるとツボを吸引刺激します。血行促進、リンパの流れ、免疫力が高くなるとも言われます。症状を改善するだけでなく、吸玉で充血した部分の色で血行の状態、臓腑の弱りを判断できます。赤黒くあとがついた方は血行が滞っている「瘀血(おけつ)」の証拠です。1週間ほどで色は消えます。吸玉を続けていくうちに「瘀血」は改善していきます。
①棒の先にアルコールをしめらせ火をつける ②火のついた棒を吸玉の穴に入れると空気が減圧される
ツボを吸引刺激することで血行の改善をはかります。