全国初 防災避難施設 

~津波に備える防災避難施設で地域住民を受け入れる~

 社会福祉法人長陽会は地域のさまざまな介護ニーズにこたえるべく、福祉サービスの充実に取り組んでまいりました。2011年の東日本大震災を契機に、「命を守ること」こそが社会福祉法人の使命であることを再認識し、2014年1月、災害時に利用者や地域住民が避難できる全国初の防災避難施設、長良苑エンジェルを建設いたしました。

 佐伯市は甚大な津波被害を受けた東北三陸沿岸部と同じリアス式海岸であること、向こう30年南海トラフ巨大地震発生率は70%とも言われています。来るべき災害に備え、ソフトとハードの両面において災害対策に取り組んでいます。

 長良苑エンジェルは鉄筋コンクリート6階建て延べ面積5,255.89㎡で、350名分の1週間分の食料や生活雑貨等を備蓄しています。

 各階の構造は下記のようになっています。

IMG_0173.JPG エンジェル階構造.png

               緑がまぶしい初夏 

 

 

 5階の備蓄倉庫には、ペットボトル入飲料水、食料として無洗米(3ヶ月に1回定期的に入れ替えを行う)・スープ・果物・肉・魚などの缶詰、使い捨て食器・カップ、ビニール袋、エアマット、毛布、寝袋、下着や衣類、カイロ、トイレットペーパー、医療衛生用品、紙おむつ、携帯ラジオ等を備蓄しています。

 非常時はこの防災避難施設に利用者、職員、地域住民が避難をすることを想定し、地域合同の避難訓練を実施しています。