信仰


時宗で信仰する仏は阿弥陀如来で、特に「南無阿弥陀仏」の名号を本尊といたします。

この名号をつねに口に唱えて仏と一体になり、阿弥陀如来のはかり知れない知恵と、限りない生命をこの身にいただき、安らかで喜びに満ちた毎日を送り、やがては清らかな仏の国(極楽浄土-ごくらくじょうど)へ生まれることを願う教えであります。



時宗の教えは、「大無量寿経」(だいむりょうじゅきょう)、「観無量寿経」(かんむりょうじゅきょう)、「阿弥陀経」(あみだきょう)に拠っています。
これを『浄土三部経』(じょうどさんぶきょう)といいます。

歴代の上人(しょうにん)がこれらの経典にとかれている念仏の教えを広めるために、広く全国をまわるのを遊行(ゆぎょう)といいます。
遊行とは旅をしながら教えを説くことを申します。

本山の遊行寺や遊行上人(時宗で、総本山遊行寺の歴代の住職。特に、開祖の一遍上人をさす<Yahoo辞書より引用)の名はそれからおきています。