♪ 近況&インフォメーション ♪
ホットケーキの話と、地震の話。
ホットケーキメニューが復活したことを前回お知らせさせていただきましたが、
まだ、続きがあります。
生地がうまく立ち上がらず、火が通らない状況が続いて、いったんメニューをお休みしていました。
クレープメニューをお出ししながら、ホットケーキのレシピを探っていました。
当店のホットケーキは東京ホットケーキの名店Wーさんのレシピにもとづいて、
その後、お気に入りのパンケーキのお店の生地を参考にアレンジを加えたものでした。
生地はずっと同じものをベースに出していたのですが、
今回どうしても気に入らなくなって、全くのオリジナルの配合で作ることにしました。
実はまだ、ちょっとゆれているところがあるんですが、
理由はホットケーキのイメージでスイーツ店長と焼き手であるコーヒー店長で差があるということです。
ホットケーキは生地が立ち上がっていなくては…というスイーツ店長と、
なまじ立ち上がると火が通りにくくなるから、見た目よりオンリーワンな何かを見つけるべきではないか、というコーヒー店長。
いま、ホットケーキで提供のメニューはふたつです。
「塩バターキャラメルのホットケーキ」と
「ノスタルジック ホットケーキ(プレーンタイプ)」。
今日はスイーツ店長をたてて生地がたちあがるほうで焼きましたが、
自分推奨のほうは、見た目は薄めでパンケーキのようですが、
ふわっ+パリッとなって不思議な触感がうまれるのです。
昨日はこちらのタイプで提供しました。
いずれ落ち着くと思うのですが、結構難しい選択です。
地震の話は…
佐渡で地震がありましたね。
山梨でも大きな地震が。
巨大地震がくるという噂が絶えず、いずれ来るのかもしれないけど、やっぱり気になるものです。
先月の25日26日あたりに直下型が来るという予知(予言?)がひろまったりして、耳にしたひとも多かったのではないでしょうか。
いまだから、書きますが、(この先はトンデモ話です)
1月12日の早朝に夢を見ました。
テレビかパソコンのモニターを見ている夢です。
日本列島の地図、その中央あたりに赤いバッテンで震源地?のマークがありました。
そして12とか13という数字が見えました。
それで、震度12 マグニチュード?(そんな大きな数字はいずれもありません)
そして目が覚めたんです。
すると、その日(1月12日)のお昼にお店を営業していると地鳴りがして地震が!!
地震の夢の話をしていた自分達は
とにかくお客様もいらっしゃったので、店のドアをあけて、脱出路を確保しなくては! となりました。
震度3か4だったと思います。
お客様は皆様落ち着いていましたが、店のものがなんだかびびっていたのは、そんなバックボーンがありました。
その日は夢で見た大地震にはなりませんでした。安心しました。
そんなことがあったので、その後の地震の予知の話やこのところの地震にはちょっと敏感になっています。
防災グッズも新たに手回し充電ラジオが加わりました。
地震の国に生まれたとはいっても避けられないかと思ってしまいます。
ホットケーキ復活
このところ、クレープメニューをお薦めしていました。
低気温のため(?)、ホットケーキの生地がうまく立ち上がらなくなってしまったことで、最近はホットケーキをお休みしていました。
今年の寒さで両面焼くのに20分近くかかることもあり、これはあまりにも難しいと…
しかし、お客様に尋ねられることも増え、やはり日曜日から再開してみようかと思います。
お昼のセットメニューの時間(OPEN~13:30)は原則お出しできません。
14:00からはいちおう大丈夫だと思います。
クレープもおいしいんですが、(バラの香りのものなど)、
あたたかいホットケーキをどうぞ!!
寒い外気に触れた後は温かい珈琲と、ノスタルジックなホットケーキで
ぬくぬくと窓の外の景色を眺めてください。
ホットケーキとココアもいい組み合わせですね。
絵に描いたような「冬のひととき」お楽しみ下さい。
スランプ脱出
最初はそれほど自覚症状もなく日々をやっていました。
ある日、やっぱり変ではないかと疑い始めました。
その予感は当たっていました。
通常、
「この豆はこういう味か?」
と、いつも疑っています。
同じ豆を他者がローストしたものでもそうですし、何より自分が焙煎した豆もそうです。
こんなものだろうと、安住することが出来ない性格で、その疑いは自分自身の感覚器にまで波及します。
タバコは吸いません。
お酒もいまはもう、ほとんど飲めなくなりました。
舌のみらいが駄目になることや、体調で味覚が狂うことを考えるくらいなら、
それらを嗜む習慣は不要と感じるようになったからです。
何でもそうですが、強い味でないと気がすまないのは、それらの生活習慣と中毒のためです。
去年からは半熱風のシリンダーで焼くことがメインになりましたが、
直火式と比べて楽なのに驚きました。
これなら、経験や理論がなくても見よう見まねでも始めることができるかもしれません。
(はっきり言ってコーヒーの焙煎を簡単だと思うには半熱風は最適な機械です)ただし、あくまでも入り口だけです。入り口でずっと足踏みしつづけるのであれば、すごく簡単な仕事なのかもしれません。
油断したのかもしれませんが、何かが大きく狂ったままだったことに、ある日気がつきました。
焙煎のことです。
ものすごく単純なことを思い出したら、もとの自分の目指した味が戻ってきました。
それを味わってはじめて自分がしらずしらず深いスランプに陥っていたことを思い知りました。
いつも注意を向けていても、
いつも過去のデータを見ていても、
目の前で五感を働かせて見ていても、
錯覚していると、
大切なことが目に見えなくなってしまうと理屈では知っていたはずなのに今回思い知りました。
雲をぬけて全てに気づいて
とにかく今はほっとしています。
これで、もともとの「太陽と月の珈琲」の珈琲豆の味をつくばでやっと再現できた、という印象です。
今週はいろいろなかたにお店に来ていただいて勇気づけてもいただけました。ありがとうございました。
これで多くの方に味わっていただくだけです。
あとは、自分の目標の
1:1.3
という数字を証明出来るかどうか、
それは腕と運の両方にかかっています。
さてさて、伝わらないかもしれない繊細な世界がどれだけ伝わるでしょうか?
伝えていけるでしょうか?
時間がかかっても伝えていかなくてはならないと思います。
※写真は今現在お出ししているセットメニューの一例です。
「つくまる」さんに掲載していただきました。
つくばまるごとマガジンの「つくまる」さんに、掲載していただきました。
写真もとてもきれいで、文章もとても丁寧に書いていただきました。
お世話になりましたライターさんにも、今日来ていただき、ありがとうございました。
店頭にも置いてありますが、是非見かけた方は手に取ってじっくりお読みください。
いろんな情報がぎっしり詰まっています!