♪ 近況&インフォメーション ♪
「hutte du miel」(ヒュッテ・ド・ミエル)さんの蜂蜜。
「本当の蜂蜜の味って知っていますか?」
そう問われ、ある方に頂いたのが「トチ」の蜂蜜でした。
小瓶のタグには「hutte du miel」(ヒュッテ・ド・ミエル)さんのお名前が。
その直後、初秋の頃偶然その蜂蜜をつくっているご本人にお会いしました。
それから、再びミツバチが蜜を集めてhutte du mielさんの蜂蜜になるまで8ヶ月経ちました。
人の作為の手が加えられていない、蜂蜜。
花の種類によって違う、贅沢な蜂蜜を使わせていただいて、
「トラディショナル・ホットケーキ hutte du mielさんの蜂蜜を添えて」
「はちみつラテ」
をメニューとしてご提供させていただきます。
「みずき」の蜂蜜を使用しております。
お楽しみください。
200g入りの小瓶で販売もしております。
こちらはメニュー使用のものよりさらに糖度の高い、「山桜」の蜂蜜です。
自然のものを丁寧に扱う職人がいて、本当においしいものは自然に近いといつも思い知らされます。
より少ない段階を経たもの・より少ない人の手で加工されたものは、安心で美味しくて、信じられる本物だと感じさせてくれます。
ビクトリア種を使用した「幻の」草苺ジャム(鉄炮塚さんのジャム)と、hutte du mielさんの山桜の蜂蜜。
今回より全粒粉入りになったパネムさんのイタリア薪窯パン。
本物が揃って圧巻です。
鉄炮塚精四朗さんの「草苺ジャム」。
もう何年も前になります。
あまりにも美味しくて、贈り物にしたい!と電話をかけさせていただいてからのお付き合いです。
5月に入ってから、そわそわしながら待っていましたその「草苺ジャム」が、とうとう太陽と月の珈琲に届きました。
このジャムに使われている苺は、明治の初期イギリスから入ってきた「ビクトリア種」で、140年もの間、品種改良されていない原種の苺です。現存する苺の中で最も酸味が強いそうです。
鉄炮塚さんは、このジャムを作るためだけに栽培し、摘み取ったその日に加工していらっしゃいます。
鉄炮塚さんが丁寧に仕上げた、その香りと色、味を是非お楽しみください。
販売させていただく数には限りがありますので、あらかじめ御了承ください。
Guatemala Las Rosas de Oakland
ウエウエテナンゴ産からサンマルコス県のグァテマラになります。
Guatemala Las Rosas de Oakland
グアテマラ西部ウエウエテナンゴに隣接した山岳地帯サンマルコス県。
標高4220m、メキシコ国境近くに中米最高峰のタフムルコ火山の二つの峰が聳えています。
そのタフムルコ火山の清流によって育まれたコーヒー豆です。
栽培地区の高低差は350m。(1250~1600m)
ブライトアシディティです。フローラルな香りでマイルドな印象です。
薔薇の名を冠するグァテマラの農園です。
未体験のグァテマラを是非お試しください。
「つむじ風食堂の夜」
「海の水のように、感情が世界中のあらゆるひとをつないでいる」
そんな言葉をインフォメーションに記したからか、このところ、こころを動かされる出来事が続きます。
いいことも悪いことも、分け隔てはないようです。
こんなときにS市のY先生ならぜんぶフォーカスしないことだと助言をいただくんだろうと思いますが、なかなか人の気持ちは割り切りづらいものです。訓練が足りません。
「つむじ風食堂の夜」吉田篤弘・著 ちくま文庫・刊
世田谷線の赤堤あたりがモデルだったとどこかで聞いた記憶があります。
三軒茶屋から路面電車を乗り継いでいくその住宅地の風景は自分が行き来した覚えがある、あの頃と変わらないのだろうかと思います。
「食堂」「エスプレーソ」「月舟アパートメント」「星と唐辛子」「手品」「帽子と来客」「奇跡」「つむじ風」
先月遠くの書店で、書名に惹かれ目次をめくって我慢できなくなり、購入して一気に読んでしまいました。
個性的ででもやさしい登場人物たちのまるで童話のような物語です。
エスプレッソの話、コーヒーのお店も出てきて…
なつかしい気持ちになる、素敵な、いま、こんな街あったら…、を満喫しました。
映画にしたらいいのに、と思ったらもう映画になっていました。
なかなか単館のような作品の上映に気づかず、生きた情報に触れられず「不利だ」と感じることが多々あります。
文字通り、街を足で歩くと、その街の情報や人々が風のように体に触れていくのを感じることが出来ます。
いろいろな街を歩くのが楽しいのは、似てはいるけど少しづつ違う生き方と顔をしているたくさんのひとびとが生きている街の様子で、自分のなかの何かが触発される瞬間が生まれるからかもしれません。
それは決してインターネットや車で移動する速度では目に入らない「自分で体感する現実の情報」です。
考え事や決めかねたことが増えてくると、知らない遠くの街を歩く癖がありました。歩くことと走ることは大好きでした。
いい小説に出会うと、こんど時間があるときにゆっくり読み返してみようという気分になります。
そして、自分だったら昔は吉祥寺まで歩いていって、地下に下るお店でコーヒーを注文してその本に浸るという贅沢が楽しみでした。
そういう時間の過ごし方が贅沢ですきだったんです。
いま、お店をやっているのはその頃の時間の使い方と空気が、つながっているみなさんと共有する楽しみなことと、
時間を超えた昔の自分が客席にいて、自分のコーヒーを飲んでいる…、
などと馬鹿げたことを空想する瞬間があるからかもしれません。
ALTO BOSCO(アルトボスコ)さん。ホシザキユキノシタブレンド。
つくば市吉瀬にある、イタリアンのお店、ALTO BOSCO(アルトボスコ)さん。
高原リゾートのお店に来たようなロケーションとログハウスの落ち着いた雰囲気で日常を忘れさせてくれます。
イタリアンでありながら野菜にこだわるお料理をいただけます。
つくばの地場野菜をはじめ、各地の生産者とのパイプを大切にして、野菜ソムリエのアドバイスを取り入れたメニューはイタリアンという言葉の括りは無意味なのかもしれません。
店長の田辺シェフはコーヒーも料理のフィールドと感じるようになっている、という考えの下、当店のコーヒーをALTO BOSCOのコーヒーとしてお声をかけていただきました。
コーヒーはエスプレッソで使用できるようにとのことで、ウエウエテナンゴ産のグァテマラを使用し、ブラジルと中米のコーヒーとでブレンドしました。
エスプレッソ用としてはちょっと深めのフルシティローストで、ミルクとあわせてもコーヒーのコクと苦味が感じられるように、
アメリカーノ(お湯で割ったコーヒー)としてお飲みになるときは、マイルドな質感を楽しめるように配合してみました。
新、星咲雪ノ下(ホシザキユキノシタ)ブレンドという呼称です。
筑波山に咲く、つくば市の市花です。
可憐な小さな花ですが、よく見ると繊細で美しい、星のように花弁が見える花です。
そんなふうに、お店のお客様に愛されるコーヒーになって欲しいと思っています。
コーヒー豆(200g単位)も販売していただいておりますので、気に入っていただけたらお買い求めいただけたらと思います。
本当に、今の季節は新緑で別世界のような素敵なお店です。
茨城県つくば市吉瀬1087-7
TEL 029-857-5037
営業時間 ランチ 11:30~15:00L.O(土日祝 11:30~16:30O.S)
ディナー 17:30~21:00(O.S)
定休 木曜日