2006/3/12
スペインギターの夕べ en 町家





梅の花がやっとほころび始めた3月12日、
吉川二郎さんのフラメンコギターコンサートが開かれました。

会場となった堺町画廊は、明治の初年頃に呉服屋として建てられ、
通り庭の奥にあった細長い三和土（たたき）の土間を
改装して作られたスペースです。

プログラムには吉川さんが撮られた写真が掲載されており、
「アーモンドの小径」や「アマポーラの誘惑」を演奏された時には
その風景が会場全体に広がっていく感覚に包まれて、
不思議な感じがしました。

足元に火鉢を置き、どことなく昔懐かしい風情が漂う、
そんな和の空間でスペインギターを楽しむ、
異文化がうまく溶け合っていたように思います。

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